NI-​DAQmx​の​計測​サービス・​ソフトウェア

概要

本稿​では、​ナショナル​イン​ス​ツル​メンツ​(NI)​の​データ​集録​ハードウェア​に​付属​する​計測​サービス・​ソフトウェア​について​説明​し​ます。

内容

NI​は、​データ​集録​デバイス​とともに、​有益​な​計測​サービス・​ソフトウェア​も​提供​し​てい​ます。​それらのソフトウェアを利用すれば、​データ​集録/​ロギング・​アプリケーション​の​開発​に​伴う​総​コスト​の​うち​2/3​を​占める​時間​コスト​を​削減​する​こと​が​可能​に​なり​ます。​ソフトウェア​の​品質​を​高め、​NI LabVIEW​と​の​密​な​統合​を​実現​した​結果、​NI​が​提供​する​仮想​計測​器​の​販売​数​は、​2004​年​に​は​600​万​チャンネル​に​達​しま​した。

1​つ​の​インタフェース​で​多く​の​プログラミング​言語​に​対応

 

LabVIEW​は、​仮想​計測​器​を​利用​した​テスト/​計測/​制御​アプリケーション​を​開発​する​ため​の​標準​ソフトウェア​として​誕生​しま​した。​一方、​NI-​DAQmx​は、​1​つ​の​インタフェース​で、​Visual Studio .NET​や​C/​C​+​+といった​一般​的​な​プログラミング​言語​に​幅広​く​対応​可能​な​計測​サービス・​ソフトウェア​です。​関数​や、​プロパティ、​使用​する​関数​の​呼び出し​順​など​は、​プログラミング​言語​に​依存​しま​せん。​この​ため、​プロジェクト・​チーム​内​で​複数​の​プログラミング​言語​を​使用​する​場合​に​大変​便利​です。​さらに、​ある​言語​から​別​の​言語​へ​の​移行​も​容易​です。

1​つ​の​インタフェース​で​数百​種類​の​データ​集録​デバイス​に​対応

NI-​DAQmx​は、​数百​種類​の​データ​集録​デバイス​に​対応​する​プログラミング・​インタフェース​です。​言い換える​と、​この​インタフェース​を​一度​習得​する​だけ​で、​数百​種類​もの​機器​を​利用​できる​よう​に​なる​という​こと​です。​例えば、​NI M​シリーズ​の​USB​デバイス​と​NI S​シリーズ​の​PCI​デバイス​の​どちら​を​開発​に​使用​し​て​も、​基本​と​なる​データ​集録​用​の​コード​は​同じ​もの​となり​ます。​プログラミング・​インタフェース​を​1​つに絞れば、​コード​を​変更​する​こと​なく、​アップ​グレード​や​ハードウェア​の​置​き​換え​を​簡単​に​行う​こと​が​でき​ます。

タスク​と​グローバル​仮想​チャンネル

グローバル​仮想​チャンネル​は、​レンジ、​端末​コン​フ​ィ​ギ​ュ​レ​ー​ション​(構成)、​カスタム​スケール​といった​各​チャンネル​に​固有​の​情報​と​一緒​に​物理​チャンネル​を​カプセル​化​する​ソフトウェア・​エンティティ​です。​タスク​に​は、​1​つ​以上​の​チャンネル​と、​タイミング​や​トリガ​など​タスク​に​適用​さ​れる​プロパティ​が​収録​さ​れ​ます。​DAQ​アシスタントで仮想チャンネルとタスクを作成すれば、​計測/​生成​タスク​を​容易​に​管理​した​り​再​利用​した​り​する​こと​が​でき​ます。

多​態​性​VI

NI-​DAQmx​プログラミング・​インタフェース​は、​あらゆる​操作​に対して​多​態​性​を​持​っ​た​関数​と​VI​を​提供​する​こと​で、​複雑​な​データ​集録​アプリケーション​の​開発​を​簡素​化​し​ます。​例えば、​デジタル​回線​から​データ​を​読み取る​の​に​デジタル​読み取り​関数​を​使用​し、​アナログ・​データ​を​読み取る​の​に​アナログ​読み取り​関数​を​使用​する​より​も、​1​つ​の​関数​で​デジタル​と​アナログ​の​両方​の​データ​を​読み取れる​ほうが​開発​者​にとって​は​便利​です。​この​よう​な​振る舞い​が​多​態​性​です。​そして、​入力値に応じて振る舞いが変化する関数のことを多態性関数と呼びます。​1​つ​の​インタフェース​で​複数​の​関数​を​利用​できる​よう​に​する​こと​で、​1​台​の​デバイス​だけ​で​なく、​複数​の​デバイス​に対する​学習​曲線​が​より​平坦​に​なり​ます。​例​として、​NI​の​DAQ​デバイス​で、​4​つ​の​操作​(アナログ​入力、​アナログ​出力、​デジタル​I/​O、​カウンタ/​タイマ)​を​行う​場合​の​プログラミング​について​考え​て​み​ます。​その​場合、​1​つ​の​プログラミング​方法​を​学習​したら、​その​知識​を​ほか​の​操作​の​プログラミング​に​再​利用​する​こと​が​可能​です。​つまり、​4​種類​の​プログラミング​方法​を​学習​する​より​も、​大幅​に​負荷​を​軽減​できる​という​こと​も​です。

NI-​DAQmx​シミュレーション​デバイス

NI-​DAQmx​シミュレーション​デバイス​は、​物理ハードウェアを使用せずに、​NI-​DAQmx​プログラム​を​作成/​実行​した​り、​DAQ​アシスタント​や​NI LabVIEW SignalExpress​など​の​ツール​を​試用​した​り​する​際​に​有用​な​もの​です。​NI-​DAQmx​シミュレーション​デバイス​を​利用​する​場合、​実際​の​デバイス​と​同じ​方法​で​NI-​DAQmx​の​タスク​を​検証​する​こと​が​でき​ます。​言い換えれば、​物理​ハードウェア​を​使​わ​ず​に​デバイス​の​機能​を​検証​する​こと​が​可能​です。​例えば、​プロパティ​に​無効​な​値​が​設定​さ​れ​て​いる​場合、​NI-​DAQmx​シミュレーション​デバイス​に​返​さ​れる​エラー​は、​実際​の​デバイス​に​返​さ​れる​エラー​と​同じ​もの​です。​また、​実際​の​デバイス​と​同様​に、​RTSI​ライン​や、​PXI​トリガ​ライン、​DMA​チャンネル、​カウンタ​といった​必要​な​タスク・​リソース​は​すべて​カウント/​リザーブ​さ​れ​ます。

NI-​DAQmx の​関連​ドキュメント

NI-​DAQmx​を​インストール​すると、​数百​ページ​に​も​及ぶ​関連​ドキュメント​や、​参考​資料、​データ​集録​アプリケーション​の​開発​に​着手​する​際​に​役立つ​多数​の​サンプル・​プログラム​も​インストール​さ​れ​ます。

ドキュメント​に​は、​以下​の​よう​な​事柄​が​含​まれ​ます。

  • 関数​ノード​および​プロパティ・​ノード​に関する​プログラミング・​インタフェース​の​参考​資料
  • NI-​DAQmx​の​タスク​生成​に関する​プログラミング​言語​ごと​の​ヘルプ
  • 計測​の​基本​について​説明​した​参考​資料。​バッファ​や、​デバイス​の​同期、​信号​調整​など、​データ​集録​に​関連​する​さまざま​な​トピック​を​網羅​する
  • 一般​的​な​データ​集録​アプリケーション​に関する​説明​資料

DAQ アシスタント Express VI

Windows​版​の​NI-​DAQmx​に​同​梱​さ​れ​て​いる​DAQ​アシスタント​は、​計測​タスク​の​コン​フ​ィ​ギ​ュ​レ​ー​ション/​テスト/​プログラミング​の​方法​について、​順​を​追って​説明​する​VI​です。​低レベルのカスタマイズを行うためのコンフィギュレーションに基づき、​サンプル・​プログラム​を​自動​生成​する​こと​も​可能​です。​LabVIEW​に​含​まれ​て​いる​ほか​の​コン​フ​ィ​ギ​ュ​レ​ー​ション​用​VI​と​同様​に、​DAQ​アシスタント​Express VI​は、​データ​集録​アプリケーション​の​開発​を​簡素​化​し、​開発​期間​の​短縮​を​実現​し​ます。

DAQ​アシスタント​は、​NI-​DAQmx​や、​NI​の​データ​集録​ハードウェア、​さらに​LabVIEW、​LabVIEW SignalExpress、​LabWindows/​CVI、​Measurement Studio​といった​NI​の​ソフトウェア​と​組み合わせ​て​使用​する​こと​が​可能​です。

接続​ダイアグラム

接続​ダイアグラム​を​使用​し、​DAQ​アシスタントのタスク構成を基にセンサの接続先を示せば、​システム​の​セットアップ​を​簡素​化​する​こと​が​でき​ます。​1​つ​1​つ​の​仮想​チャンネル​に​は、​センサ​から​コネ​クタ・​ブロック​まで​の​接続​方法​を​示し​た​画像​が​添付​さ​れ​てい​ます。​接続​リスト​に​は、​各チャンネルの接続方法がテキスト形式で表示され、​端末​名​と​番号​が​示​さ​れ​ます。

タスク​を​HTML​形式​の​レポート​で​保存​する​に​は、​接続​ダイアグラム・​ツール​で​[Save as HTML(HTML​として​保存​する)]​オプション​を​選択​し​ます。​その​レポート​に​は、​以下​の​内容​が​含​まれ​ます。

  • タスク​に​含​ま​れる​仮想​チャンネル​の​リスト
  • 物理​チャンネル
  • デバイス​の​種類
  • 計測​の​種類
  • 接続​ダイヤグラム

チャンネル​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​ウ​ィ​ザード

チャンネルキャリブレーションウィザードを使用すれば、​センサ​から​ソフトウェア​まで、​エンドツーエンド​で​の​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​(校正)​を​実行​する​こと​が​でき​ます。​例えば、​華氏​0​度​で​ある​はず​の​氷​浴​の​温度​が、​熱電​対​で​測る​と​華氏​-​1​度​だ​っ​た​という​場合​に​は、​使用​し​て​いる​センサ​が​不良​品​な​の​かも​し​れ​ま​せん。​一方で、​多​機能​I/​O​デバイス​の​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション、​もしくは​ケーブル​内​の​ノイズ​の​低減​が​必要​で​ある​可能性​も​あり​ます。​チャンネル​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​と​は、​センサ​や、​ハードウェア、​計測​ソフトウェア​を​対象​と​し、​あらゆる​スケール​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​と​ハードウェア​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​を​実行​し​て​計測​値​を​補正​する​機能​の​こと​です。​これ​を​実行​する​こと​により、​計測​精度​を​確保​する​こと​が​可能​に​なり​ます。​なお、​チャンネル​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​ウ​ィ​ザー​ド​を​利用​する​場合、​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​に関する​プロパティ​は、​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​の​対象​と​なる​仮想​チャンネル​ごと​に​まとめ​て​保存​さ​れ​ます。

テスト​パネル

テスト​パネル​を​使​え​ば、​開発​作業​を​一切​行う​こと​なく​DAQ​デバイス​の​機能​を​テスト​する​こと​が​でき​ます。​主要​な​DAQ​デバイス​の​サブシステム​は、​それぞれ​以下​の​テスト​パネル​を​搭載​し​てい​ます。

  • アナログ​入力
  • アナログ​出力
  • デジタル​入力
  • デジタル​出力
  • カウンタ/​タイマ

デバイス​を​テスト​する​ため​の​データ​を​テスト​パネル​で​集録/​生成すれば、​アプリケーション​の​開発/​デバッグ​段階​で​大幅​な​時間​短縮​を​図る​こと​が​でき​ます。​また、​テスト​パネル​で​NI-​DAQmx​の​タスク​を​実行​する​こと​により、​構成​済み​の​タスク​が​想定​どおり​に​動作​する​か​どうか​を​確認​する​こと​が​可能​です。

デバイス・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション

デバイス・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​は、​デバイス​の​計測​精度​の​検証​と、​計測​誤差​の​調整​という​2​つ​の​プロセス​から​成​り​ます。​検証​プロセス​では​デバイス​の​性能​を​計測​し、​公開​さ​れ​て​いる​仕様​値​と​得​ら​れ​た​計測​値​と​を​比較​し​ます。​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​の​実行​中、​電圧/​外部​標準​信号​の​供給​と​読み取り​を​行う​こと​で、​デバイス​の​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​定数​を​調整​する​こと​が​でき​ます。​そして、​新しい​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​定数​は​EEPROM​に​保存​さ​れ​ます。​保存​さ​れ​た​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​定数​は、​デバイス​が​計測​を​実行​し​て​誤差​を​調整​する​際、​必要​に​応​じ​て​メモリ​から​ロード​さ​れ​ます。​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​に​は、​外部​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​と​セルフ・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​の​2​種類​が​あり​ます。​NI-​DAQmx​で​デバイス・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​を​実行​する​詳しい​方法​について​は、​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション・​デバイス​に関する​検討​事項​を​参照​し​て​くだ​さい。

  • セルフ・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​(内部​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション):​セルフ・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​では、​デバイス​に​保存​さ​れ​て​いる​オン​ボード​の​基準​と​照​ら​し​合わせ​て​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​定数​を​調整​し​ます。​セルフ・​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​による​デバイス​の​調整​は、​基本​的​に​は​いつ​でも​実行​可能​です。
  • 外部​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション:​外部​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​では、​高​精度​の​電圧​源​を​用​い​て、​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​定数​の​検証/​調整​を​行い​ます。​そのため、​通常​は​計測​研究所​で​行​われ​ます。​外部​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​の​詳しい​手順​について​は、キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​に関する​資料を​ご覧​くだ​さい。

無償​の​データ​ロギング・​ソフトウェア

LabVIEW SignalExpress​は、​データ​集録/​解析/​表示​を​プログラミング​レス​で​実現​する​対話​式​計測​ワーク​ベンチ​です。​数百​種類​の​データ​集録​デバイス/​計測​器​を​サポート​し​てい​ます。​直観​的​な​ドラッグ​&​ドロップ​操作​により、​データ​の​迅速​な​集録​や、​高度​な​解析​の​実行、​カスタム​レポート​の​生成​を​行う​こと​が​でき​ます。​また、​何​百​種類​もの​データ​集録​デバイス​や、​モジュール​式​計測​器、​スタンドアロン​型​の​計測​器​に​対応​し​て​いる​ので、​それら​を​利用​した​データ​ロギング​や​計測​器​の​制御​の​自動化​を​短時間​で​実現​でき​ます。

デバイス​の​自動​検出
LabVIEW SignalExpress​は、​NI​の​USB​対応​DAQ​デバイス​を​自動的​に​検出​し、​実行​中​の​計測​に​適​した​データ​ロギング・​アプリケーション​を​直ちに​起動​し​ます。​NI DAQ​デバイス​を​LabVIEW SignalExpress​と組み合わせて使用すれば、​計測​を​素​早く​実行​でき​ます。

チャンネルビュー
LabVIEW SignalExpress​のチャンネルビューを利用すれば、​複数​の​ロギング​用​チャンネル​を​同時に​構成​する​こと​が​可能​です。​そのため、​セットアップ​と​構成​を​短時間​で​完了​する​こと​が​でき​ます。​また、​チャンネル​ビュ​ー​を​利用​する​こと​により、​マルチ​チャンネル​の​データ​ロガー​を​構成​し、​さまざま​な​タイプ​の​計測​を​短時間​で​実行​する​こと​が​可能​に​なり​ます。

データビュー
LabVIEW SignalExpress​の​データビュー​は、​集録​データ​の​表示/​解析​用​の​メイン​ウィンドウ​です。​グラフ​や​チャート、​温度​計、​メータ、​ゲージ、​LED​など​さまざま​な​コンポーネント​を​追加​し​て、​カスタマイズ​する​こと​も​可能​です。​データビュー​では、​アプリケーション​の​実行​中​に、​適切​な​ステップ​から​データビュー​に​データ​を​ドラッグ​する​だけ​で、​ユーザ​独自​の​ディスプレイ​を​作成​する​こと​が​でき​ます。

データ​の​エクスポート


 

LabVIEW SignalExpress​では、​データ​の​エクスポート​など、​多数​の​一般​的​な​データ​ロギング・​タスク​を​簡単​に​実行​する​こと​が​でき​ます。​Microsoft Excel​など、​Windows​の​標準​的​な​アプリケーション​へ​の​エクスポート​は、​データ​を​右​クリック​する​か、​LabVIEW SignalExpress​から​Excel​など​の​アプリケーション​画面​に​ドラッグ​&​ドロップ​する​だけ​で​完了​し​ます。​データは自動的にフォーマットされ、​カラム・​ヘッダ​が​適用​さ​れ​ます。​集録​データ​を​TDMS(Technical Data Management Streaming)​形式​で​ストリーミング​する​こと​も​可能​です。​TDMS​形式​では、​バルク・​データ​に、​オペレータ​名、​日付、​時間​といった​さまざま​な​テスト・​パラメータ​を​追加​で​記述​する​こと​が​でき​ます。​それ​により、​保存​データ​に関する​ドキュメント​に​記述​すべ​き​情報​を​補完​する​こと​が​可能​に​なり​ます。​また、​TDMS​ファイル​は​データ・​マイニング​向け​に​最適​化​さ​れ​てい​ます。​そのため、​NI DIAdem​など​オフライン​で​利用​する​データ・​マイニング・​ツール​を​使​って、​テスト・​データ​を​迅速​に​検索/​特定/​解析/​表示​する​こと​が​可能​です。

LabVIEW コード​の​生成


LabVIEW SignalExpress​は​LabVIEW​を​ベース​として​い​ます。​そのため、​LabVIEW​の​コード​を​自動的​に​生成​した​り、​グラフィカル・​プログラミング​によって​カスタム​機能​を​追加​した​り​する​こと​が​可能​です。​LabVIEW​は、​FPGA​や​DSP、​組込み​デバイス​など、​複数​の​ハードウェア・​プラットフォーム​に​対応​し​ます。

構成​可能​な​デプロイメント​(実装)​オプション

LabVIEW​や​LabWindows/​CVI​で​作成​した​実装​(デプロイメント)​済み​の​データ​集録​アプリケーション​の​中​に​は、​NI-​DAQmx​の​ドライバ​や​ユーティリティ​の​全​機能​を​必要​と​しない​もの​も​少​なく​ありま​せん。​そこで、​NI-​DAQmx 8.5​では、​NI-​DAQmx​の​ラン​タイム​を​5​つ​の​バージョン​(ディス​トリ​ビュ​ー​ション)​から​選​んで​配備​できる​よう​に​しま​した。​5​つ​の​バージョン​として​は、​全​機能​を​含む​617 MB​の​ドライバ​や、​最小限のサイズに最適化された​169 MB​の​ラン​タイム・​エンジン​など​が​用意​さ​れ​てい​ます。​なお、​カスタム・​インストーラ​機能​は、​以下​の​手順​で​呼び出し​ます。

  1. NI-​DAQmx​アプリケーション​を​ターゲット・​マシン​上​に​作成​し、​新しい​LabVIEW​プロジェクト​に​保存​し​ます。
  2. プロジェクト​エ​クス​プ​ローラ​で​ビル​ド​仕様​を​右​クリック​し、​[New(新規​作成)] → [Installer(インストーラ)]​へ​と​進み​ます。
  3. イン​スト​ー​ラ​プロ​パテ​ィ​ウィンドウ​で、​[Categories(カテゴリ)]​の​[Additional Installers(追加​インストーラ)]​を​クリック​し​ます。
  4. NI-​DAQmx 8.3​以降​の​バージョン​を​選択​し、​ウィンドウ​の​右上​に​ある​ドロップ​ダウン・​リスト​から​[Installer Type(イン​スト​ー​ラ​タイプ)]​を​選択​し​ます。

 

以下​の​セクション​では、​実行​可能​ファイル​を​構築​する​際​に​選択​できる​NI-​DAQmx​ラン​タイム・​エンジン​の​5​つ​の​オプション​を​紹介​し​ます。

フル​機能​バージョン​(617 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​を​利用​する​場合、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress

この​バージョン​は、​NI-​DAQmx​を​含む​カスタム・​インストーラ​を​構築​する​際​の​デフォルト・​オプション​となり​ます。

ラン​タイム​1(494 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​では、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress
  • LabVIEW、​LabWindows/​CVI、​NI Measurement Studio​向け​の​アプリケーション​開発​環境​(ADE:Application Development Environment)

以前、​アプリケーション​を​開発/​デプロイ​(実装)​した​際​に​DAQ​アシスタント​を​使用​した​こと​の​ある​ユーザ​は、​NI-​DAQmx​インストーラ​の​作成​時に​この​オプション​を​選択​し​て​くだ​さい。

ラン​タイム 2 (375 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​では、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress
  • LabVIEW、​LabWindows/​CVI、​Measurement Studio​向け​の​ADE
  • DAQ​アシスタント

ラン​タイム 3 (315 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​では、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress
  • LabVIEW、​LabWindows/​CVI、​Measurement Studio​向け​の​ADE
  • DAQ​アシスタント
  • NI-​DAQmx​の​関連​ドキュメト

ラン​タイム 4 (305 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​では、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress
  • LabVIEW、​LabWindows/​CVI、​Measurement Studio​向け​の​ADE
  • DAQ​アシスタント
  • NI-​DAQmx​の​関連​ドキュメント
  • LabVIEW Real-​Time​の​サポート

ラン​タイム 5 (169 MB)

この​ディス​トリ​ビュ​ー​ション​では、​NI-​DAQmx​に​収録​さ​れ​て​いる​ドライバ・​ソフトウェア​が​すべて​インストール​さ​れ​ます。​ただし、​以下​の​もの​は​含​まれ​ま​せん。

  • NI LabVIEW SignalExpress
  • LabVIEW、​LabWindows/​CVI、​Measurement Studio​向け​の​ADE
  • DAQ​アシスタント
  • NI-​DAQmx​の​関連​ドキュメント
  • LabVIEW Real-​Time​の​サポート
  • MAX(Measurement & Automation Explorer)

その他​の​ドライバ・​オプション

NI-​DAQmx Base

NI-​DAQmx Base​は、​NI-​DAQmx​の​一部​の​機能​を​Windows​や、​Linux、​Mac OS X、​Pocket PC​で​利用​できる​よう​に​する​ため​の​ソフトウェア​です。​わか​りや​すく​簡潔​な​プログラミング・​インタフェース​を​使​って​プログラム​で​チャンネル​や​タスク​を​生成​し、​LabVIEW​との密な統合を実現すれば、​アプリケーション​開発​は​さほど​複雑​な​もの​では​ありま​せん。​NI-​DAQmx Base​に​は、​LabVIEW VI​や​C​関数​など、​すぐ​に​利用​可能​な​機能​が​含​まれ​てい​ます。​それら​は、​NI-​DAQmx​ドライバ​の​フル​機能​バージョン​に​収​め​ら​れ​て​いる​機能​に​匹敵​する​ほど​の​もの​です。

NI-​DAQmx Base​について、​詳​しく​は​こちら​を​ご覧​くだ​さい。

NI​計測​ハードウェア​DDK

NI​計測​ハードウェア​DDK(Driver Development Kit:​ドライバ​開発​キット)​は、​NI​の​データ​集録​ハードウェア​に​向け​た​開発​ツール、​および​レジスタ・​レベル​の​プログラミング・​インタフェース​を​提供​し​ます。​この​パッケージ​は、​標準​的​では​ない​OS​を​利用​する​アプリケーション​の​開発​に​携わる​OEM​カス​タマ​向け​に​設計​さ​れ​た​もの​です。​各​デバイス​の​完全​な​レジスタ・​マップ​に​アクセス​できる​ほか、​一般​的​な​計測/​制御​関数​を​補完​する​サンプル​も​収録​さ​れ​てい​ます。​計測​ハードウェア​DDK​は、M​シリーズの​マルチ​ファンクション・​デバイス​や、​アナログ​出力​デバイス、​デジタル​I/​O​デバイス、​カウンタ/​タイマ​I/​O​デバイス​に​対応​し​てい​ます。

計測​ハードウェア​DDK​について、​詳​しく​は​こちら​を​ご覧​くだ​さい。