レーダおよびEW研究用テストベッドとプロトタイピングテストベッドの構築

レーダおよびEWの研究者とシステムエンジニアは、多くの場合、アルゴリズムの開発よりも、テストベッドインフラストラクチャの構築にかなりの時間を費やす必要があります。このような不要な労力は、新しいアイデアをホワイトボードからハードウェアのデモ機、そして実戦的なシステムへと迅速に移行させる場合の妨げとなります。以下を行うには、新しい要件に対応できる柔軟性、マルチチャンネルアーキテクチャに対応できる拡張性、認知能力を高めるための人工知能、そしてシミュレーションからハードウェアへとIPを迅速に移行するためのオープンソフトウェアが必要になります。

 

  • カスタムハードウェアとファームウェアの開発を最小限に抑えて、ハードウェアテストベッドを迅速に実現する 
  • アレイ全体で複数の送受信チェーンを同期させ、I/Oからプロセッサへマルチチャンネルデータを移行する際のボトルネックを回避する
  • 信号をインラインで処理して、スペクトル干渉の回避、クラッター抑圧、自動ターゲット認識などの新しい機能を評価する
  • コグニティブレーダが新しいターゲット、対抗策、チャンネル状態に適応できるようにするための機械学習アルゴリズムを実装する

レーダおよびEW研究用オープンアーキテクチャ

  • N320/N321 USRPは、ネットワーク化されたソフトウェア無線であり、ユニット間で内部発振器を共有し、アレイ全体で位相コヒーレンスを実現できます。 
  • USRP Hardware Driver™ (UHD) とRFネットワークオンチップ (RFNoC™) は、オープンソースの開発に対応しており、SDRアプリケーションでFPGAを使用して、ヘテロジニアス処理を簡素化します。
  • OctoClock-G CDA-2990モジュールは、共通のタイミングソースに同期されたマルチチャネルシステムに高確度な時間/周波数の基準分布を提供します。 
  • 無料で利用できるアプリケーションソフトウェアはC++で提供され、UHD 4.0のRFNoC APIに基づいて構築されています。また、すぐに使用できるストリーミングおよび同期機能を備えています。
  • リファレンスアーキテクチャのドキュメントが提供されており、マルチ無線テストベッドのシステムレベルのスタートアッププロセスにかかる時間を短縮することができます。

ソリューションのメリット

レーダおよびEW研究用テストベッドとプロトタイピングテストベッドの構築

NIのオープンアーキテクチャに基づいて構築されたレーダのデモ機を見る

NIのレーダおよびEW研究用オープンアーキテクチャは、研究者やシステムエンジニアが概念から概念実証に移行する場合に役立ちます。パルスドップラーレーダの開発時間がどのように短縮され、受信信号の到来角がどのように推定されるかをご覧ください。 

NIのエコシステムでソリューションを構築

NIでは、アプリケーション固有の要件に合わせてカスタマイズされた、様々なソリューション統合オプションを提供しています。独自の社内統合チームでシステムを完全制御することも、NI、および世界中のNIパートナーネットワークが持つ専門技術を生かしてターンキーソリューションをご利用いただくことも可能です。

NIパートナーネットワーク

NIパートナーネットワークは、ドメイン、アプリケーション、および全体的なテスト開発エキスパートがNIと緊密に連携してエンジニアリングコミュニティのニーズを満たすグローバルコミュニティです。NIパートナーは、信頼できるソリューションプロバイダ、システムインテグレータ、コンサルタント、製品開発者、幅広い産業やアプリケーション分野に精通したサービスおよび販売チャネルの専門家です。

サービスとサポート

NIは、トレーニング、技術サポート、コンサルティングと統合サービス、メンテナンスプログラムによって、アプリケーションのライフサイクル全体を通してお客様との緊密な関係を築きます。お客様のチームは、NIの地域別ユーザグループに参加することで新たなスキルを発見でき、オンライントレーニングおよび対面型トレーニングで習熟度を高めることができます。

レーダおよびEW研究用オープンアーキテクチャのパンフレット

このリファレンスアーキテクチャを使用して、レーダおよびEWの研究用テストベッドやプロトタイピングテストベッドの構築を開始する方法をご覧ください。マルチチャンネルシステムでのデータのストリーミングと同期で達成できるパフォーマンスを確認し、USRPに基づく推奨ハードウェア構成をご覧ください。