LabVIEWを使用すると、計測データを表示して、すばやく意思決定を下すことができます。LabVIEWでは、シームレスなハードウェア統合、わかりやすいプログラミング、標準の解析アルゴリズムを利用して、オートメーションやカスタマイズを簡単に行うことができます。
LabVIEWを使用し、NI DAQハードウェアや他社製デバイスを統合することで、必要な計測データをすばやく取得できます。ハードウェアを視覚的に表示することで、データにすばやくアクセスし、ハードウェアの配線や構成を検証できます。またグラフィカルプログラミングアプローチを使用して、アプリケーションのニーズに合わせてシステムを自動化し、手動で計測を繰り返し行う手間を減らすこともできます。
LabVIEWでは、NIハードウェアを視覚的に表示することで、セットアップ時間が短縮されます。これにより、ハードウェア構成の検証と計測データの表示をすばやく行うことができます。また、他社製デバイスをアプリケーションに統合する場合に利用できるドライバが多数用意されています。こうしたドライバには、通常、API、サンプルプログラム、ドキュメントが付属しています。
LabVIEWでは、グラフィカルプログラミングアプローチを使用することで、計測の自動化が可能になり、手動で計測を繰り返す手間を減らすことができ、従来のプログラミングのように負担がかかることがなくなります。エンジニアや科学者向けに設計されたグラフィカルアプローチは、アイデアを関数コードにマッピングして、アプリケーションのニーズに対応します。
LabVIEWでは、1,000種類以上もある標準アルゴリズムを使用して、計測データからすばやく洞察を引き出し、信号の視覚化と解析を行うことができます。プログラミングは必ずしも必要ではありません。また、これらのアルゴリズムを統合したり、他社製ソフトウェアの既存コードを再利用したりすることで、データの収集と並行して解析を行い、迅速な意思決定を下すことができます。
LabVIEWが備えているファイル管理機能によって、標準のファイル形式 (バイナリ、テキスト、CSVなど) でデータを保存し、共有することができます。データの形式やレポート作成をカスタマイズするには、ファイル保存関数を使用します。ファイル保存関数では、計測条件やイベントに基づいて、データキャプチャをトリガすることができます。
自習または認定された講師による指導を通じて、LabVIEWとNI DAQハードウェアを使用した生産性の向上について学習することができます。NIが標準サポート・保守プログラム (SSP) で提供するオンデマンドのオンライントレーニングを利用したり、授業形式のトレーニングコースを受講したりして、実践形式で自動計測システムの開発を学ぶことができます。