PXIベクトル信号アナイザとは

PXIベクトル信号アナライザ (VSA) では、スペクトル計測、復調、信号解析を実行し、指定帯域幅内の特定の周波数における入力信号の振幅と位相を計測できます。

RF計測実行

低い位相ノイズおよびノイズフロア、優れたダイナミックレンジ、高い2次および3次インタセプトを兼ね備えたNI VSAは、隣接チャンネル漏れ電力比(ACLR)計測やスプリアス/高調波計測といった幅広いアプリケーションに最適です。

広い即時帯域測定

NI VSAは最大765 MHzの即時RF帯域幅を備えているため、1回の収集で極めて広い帯域幅を計測することが可能です。LTE-A Proなどのワイヤレス規格のテスト、デジタルプリディストーション、レーダパルス計測といった、数多くのアプリケーションで有効活用できます。

複数計測同期実現

PXI特有のタイミング/同期機能は、NI VSAとその他のテスト計測器のナノ秒未満の同期を可能にするため、位相コヒーレントなレーダ計測、エンベロープトラッキング、方向検知などのアプリケーションに役立ちます。

FPGA設計カスタマイズ

カスタマイズ可能なFPGAが搭載されているため、LabVIEW FPGAモジュールを使用して、計測の迅速化、閉ループテスト、複雑なアルゴリズムなど、アプリケーション特有の機能をユーザが自由に実装できます。

NI-RFmx使って計測自動化

NI-RFmxは、高度に最適化された直感的なAPIのため、使いやすいうえに高度な計測構成を行うことが可能です。NI VSAとNI-RFmxを使用して、デジタル/アナログ変調信号の計測や、RFスペクトル計測(チャンネル電力、隣接チャンネル漏洩電力、高調波)などのタスクを実行できます。

特集コンテンツ

アプリケーションノート


NI PXI VSA使用した雑音指数計測

ノイズや雑音指数計測の基本をご紹介します。NI VSAおよびLabVIEWを使用したYファクタ法によって、測定不確実性を計算する方法などが含まれます。

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