LabVIEWForループWhileループに関する説明

概要

この記事では、LabVIEWのForループとWhileループの基本的な機能と使用例、およびこれらのループを使用する状況について説明します。初級プログラマの場合、またはこれらのループの構成方法に関する詳細な手順をお探しの場合は、ForループストラクチャとWhileループストラクチャのチュートリアルを利用できます。

内容

LabVIEWWhileループ

Whileループは、指定された条件が満たされるまでLabVIEWコードブロックを繰り返し実行するために使用するストラクチャです。VIの実行時、Whileループ内のコードが実行され、その後で終端条件が評価されます。Whileループは、他のコンピュータ言語でも同様の動作をするので、経験豊富なプログラマには馴染みのある概念といえます。



LabVIEW Whileループのフローチャート

Forループとは異なり、Whileループの実行は反復カウントに依存しません。そのため、Whileループで条件が成立しないと、ループは無限に実行されます。

Whileループの詳細 (コンポーネントオプションや構成オプションなど) については、『LabVIEWヘルプ』の「Whileループ」を参照してください。

LabVIEWForループ

Forループは、コードブロックを特定の回数実行するために使用するストラクチャです。VIの実行時、反復カウントが評価され、その後でコードが実行されます。

LabVIEW Forループのフローチャート

Forループは、反復ベースの終了に加えて、条件によってコードの実行を停止するように構成できます。このような場合、コードは、"カウント端子の設定に到達する"または"条件が満たされる"のどちらかが最初に発生するまで実行されます。

ストラクチャ使用例

Whileループは以下の場合に使用します。

  • コードを無限に実行する場合
  • コードを条件が満たされるまで実行する場合
  • コードをいつ停止するかをユーザに制御させる場合
     

Forループは以下の場合に使用します。

  • コードを特定の回数実行する場合
  • 特定の数の計測値をファイルに書き込む場合
  • 特定の数のデータポイントを取得する場合
  • コードを、"条件が満たされる"または"特定の反復回数に到達する"のどちらかが最初に発生するまで実行する場合

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