日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:マンディップ シング コラーナ、以下 日本NI)は、2018年3月16日、CompactRIOコントローラの新製品であるcRIO-9040シリーズを発表します。近年、インダストリアルIoTというトレンドにより、計測制御コントローラには、プログラムによる演算機能(エッジコンピューティング)の実装や、同期の取れたセンサデータ収集機能が求められています。このようなトレンドに対応するために、本新製品には2つの新機能が実装されています。1つめは、NIデータ収集デバイスの標準APIである「NI-DAQmx」を用いたプログラミングへの対応です。データ収集システムを開発する際に、シンプルで統一されたプログラミング環境が利用できることから、従来よりも短期間でデータ収集できるようになります。2つめは、標準Ethernetの拡張規格であるIEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)への対応です。普及率の高い標準Ethernetを用いることで、分散設置された計測制御システムの構築が容易に行えるようになります。
新型CompactRIOコントローラの特徴
A.M.S. Software社 CEO(最高経営責任者) Klaudius Pinkawa氏のコメント
「当社はすでに、NI-DAQmxに対応したCompactRIOを活用して研究活動を行っています。特に、その柔軟性の高さには感銘を受けています。私たちは、実験室で行ったいくつかの実験を、無重力状態の飛行機の中でも実施する必要に迫られました。NI-DAQmxに対応したCompactRIOを採用したことから、実験に関するリスクを軽減しつつ、開発時間を短縮することができました。結果として、両方の環境で同じハードウェアを使用し、あらゆる実験を行うことができました。」
CompactRIOコントローラの最新版については、こちら をご覧ください。
These new controllers offer deterministic communication and synchronized measurements across standard Ethernet networks to increase performance and help improve productivity in addition to flexibility.
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NI(ni.com)は、現在だけでなく将来をも見据えたエンジニアリングの課題解決をサポートする、高性能な自動テスト/計測システムを開発しています。NIのソフトウェア定義のプラットフォームは、モジュール式ハードウェアと拡大を続けるエコシステムから構成されており、このオープンなプラットフォームを採用することにより、優れたアイデアを具現化できます。