このセクションでは、CompactRIOコントローラのネットワーク設定を構成する方法を説明します。 この作業を開始する前に、 適切なソフトウェアがコンピュータにインストールされ、CompactRIOシステムが 開発用コンピュータに接続されている必要があります。
デバイスを見つけたら、CompactRIOコントローラにNIソフトウェアをインストールします。 デバイスが見つからない場合は、以下の手順でトラブルシューティングを実行します。
NI System Configuration 15.0では、デバイス検出の問題を解決するために、Troubleshooting Remote System Discovery Wizardと呼ばれるトラブルシューティングユーティリティが導入されました。 このユーティリティは、トラブルシューティングのプロセスの一部を自動化し、デバイスと構成に合わせて追加の手順を生成します。 ユーティリティを起動するには、次の手順を実行します。
LabVIEW 2015以降
LabVIEW 2014以前
NI System Configurationの最新バージョンをインストールできない場合、またはユーティリティがデバイスを検出できない場合は、以下の手順でトラブルシューティングを実行します。
デバイスドライバが、MAXで構成を行うハードウェアを明確にサポートしており、またインストールされているLabVIEWバージョンと互換性があることを確認します。 ソフトウェアの互換性を確認する方法の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。
こちらのドキュメントに従って、全てのソフトウェアを正しい順序でインストールする必要があります。 CompactRIOがターゲットの場合、次のソフトウェアを記載されている順番どおりにインストールするようにしてください。
使用しているソフトウェアのバージョンを確認するには、 こちらのドキュメントを参照してください。
ファイアウォールが通信をブロックしている場合は、一時的に無効にすると、MAXを介してRIOに正常に接続できるようになります。
接続に成功した場合は、Windowsファイアウォールと他社製ファイアウォールの両方を、デバイス検出ネットワークトラフィックを許可するように構成する必要があります。
ファイアウォールの例外は、ソフトウェアアプリケーションまたは特定のネットワークポートに適用できます(添付ファイルの デバイス検出に使用するネットワークポート(英語)を参照してください)。
Windowsファイアウォールを構成するには、次の手順を実行します。
Windows XPの場合詳細については、 ソフトウェアおよびハードウェアファイアウォールを構成してナショナルインスツルメンツ製品をサポートするを参照してください。
大抵の場合、新しいデバイスにはUSBポートが装備されているため、USBを介してEthernet(リンクローカル)でデバイスを構成できます。
デバイスにUSBケーブルが付属している場合は、それを使用してホストPCに直接接続します。
MAXがデバイスを認識している場合、ネットワーク設定を構成できます。
デバイスによっては、ディスプレイ上にディスプレイポートとプリントネットワーク情報があります。
組込ターゲットのディスプレイポートは、MAXまたはWebインタフェース(WIF)を介して事前に有効化されている場合にのみ機能します。
Mini DisplayPortアダプタを使用してディスプレイを接続してから、デバイスを再起動します。 サポートされているディスプレイケーブルオプションの詳細については、 cRIOコントローラに接続したときにモニタに何も映らない場合(英語)を参照してください。
検出プロトコルがプライマリ(数字が最も小さい)Ethernetポートでしかサポートされていないデバイスがあります。
どのEthernetポートがプライマリであるかについての詳細は、デバイスのユーザマニュアルを参照してください。
Ethernetケーブルをプライマリポートに接続し、デバイスを再起動します。
セーフモードを実行すると、デバイス上のソフトウェアを確実に安定させることができ、スタートアップアプリケーションも無効になります。
DIPスイッチ付きデバイスの場合大半のデバイスにはRS-232シリアルポートがあり、有効化して起動時にシステム情報を印刷することができます。
Console Outを使用するには、MAXまたはWIFのいずれかでデバイスを事前に有効化するか、Console Out DIPスイッチ(お使いのデバイスで使用可能な場合)をオンにする必要があります。
ヌルモデムシリアルケーブルとPuTTYなどのシリアルクライアントソフトウェアを準備してから、 cRIO、sbRIO、およびcFPコントローラのConsole Out(英語)に記載された手順を実行してください。
IPアドレスをリセットすると、IPアドレスの競合が解決され、システムが新しいIPアドレスを取得できるようになります。
古いターゲットは、デフォルトで固定アドレス0.0.0.0になります。 新しいターゲットは、DHCP/リンクローカルアドレスの取得を試みます。
DIPスイッチ付きデバイスの場合自動検出の場合、ホストPCとRIOの両方に次の設定が必要です。
ネットワークで使用されているサブネットの判断と、ネットワーク設定の調整については、IT部門にお問い合わせください。
デバイスが別のサブネット上にあり、そのIPアドレスを知っている場合は、MAXにターゲットを手動で追加できます。 リモートシステム→新規作成...を右クリックし、デバイスのIPアドレスを入力してください。
IPアドレスが0.0.0.0のデバイスは、リモートサブネットから構成することはできません。 この場合、ホストコンピュータをデバイスと同じサブネットに手動で追加して構成し、その後ホストコンピュータを元のサブネットに戻す必要があります。
詳細については、 Subnettingを参照してください。