NI-XNETでは、いくつかのパラメータまたはプロパティを使用して、データベース内の各信号を記述します。NI-XNETデータベースエディタで信号のプロパティを編集することにより信号を構成することができます。以下のプロパティが使用できます。アスタリスク (*) が付いているプロパティは、必須項目です。

  • 名前—信号名。この名前は、フレーム内で一意である必要があります。
  • タイプ—信号タイプ:
    • スタティック: 送信されるすべてのフレームに含まれる信号。
    • マルチプレクサ: 多重化された信号のIDを伝送する信号。
    • マルチプレクス: マルチプレクサIDが同じ他の信号と組み合わせた信号。
  • モード値—その信号のサブフレームがアクティブになるマルチプレクサ信号の値。
  • スタートビット*—フレームペイロードの開始位置。
  • ビット数*—フレームペイロードに含まれる信号の長さ (ビット数で表す)。
  • データタイプ*—信号のデータタイプ (符号付き、符号なし、IEEE浮動小数点)。信号データタイプは、値を作成するために信号のビットをどのように解釈する必要があるかを決定します。
  • バイト順序*—フレームペイロードのバイト順序:
    • リトルエンディアンビットは、最下位ビットから最上位アドレスまでカウントされます。
    • ビッグエンディアンビットは、最上位ビットから最下位アドレスまでカウントされます。
  • スケール係数—信号のバイナリ値を物理値に変換するための係数です。
  • スケールオフセット—信号のスケール後の物理値に追加するオフセット。フレームペイロード (物理データ) のビットをスケー.ルした浮動小数点ユニット (バイナリ表現) との間で変換するときに使用されます。
  • 最大値—信号の可能な最大値。
  • 最小値—信号の可能な最小値。
  • デフォルト値—物理データが使用できない場合に信号のために読み取られる、または書き込まれる値です。
  • 単位—信号の物理単位。
  • ビットレイアウト—フレームペイロードの信号バイト順序を示すテーブル。ビットテーブルは、「信号プロパティ」、「フレームプロパティ」、「PDUプロパティ」に表示されます。各列 (y軸) はビット位置を表し、各行 (x軸) は個々のバイトを表します。
  • コメント—信号に関連するメモまたはコメントのテキストフィールド。このフィールドには、65,535文字までのテキストを入力できます。