デフォルトでは、SystemLink Enterpriseユーザは最初は最小の権限しかも持っていないため、システムに変更を加えることができません。

インストール時に、特定のOpenID Connect要求のマッピングを定義することによって、最初の管理者を割り当てる必要があります。この管理者は、ログイン、アプリケーションの初期構成、他のユーザへの役割の割り当てを行うことができるようになります。
  1. systemlink-values.yamlで、initialAdministratorMapping.mappingKeyを、使用する要求に設定します。デフォルトはemailです。
  2. initialAdministratorMapping.mappingValueを、管理者を識別する値に設定します。たとえば、値をjohn.doe@myorganization.orgに設定すると、このEメールアドレスを持つユーザが最初のシステム管理者になります。
    メモ 複数のユーザに適用されるマッピングを構成すると、選択したすべてのユーザがクラスタへの管理者アクセス権を持つことになります。
初期インストールの完了後は、SystemLink Enterpriseアプリケーションを使用して今後のすべてのユーザ管理を行います。NIでは、アプリケーションが動作した後にsystemlink-values.yamlからマッピング構成を削除することを推奨します。マッピング構成を削除しておくと、後で誤って不要なマッピングを再適用することを防ぐことができます。initialAdministratorMapping.createOnUpgrade値をtrueに設定することで、アップグレード時に管理者を割り当てることができます。