セルフキャリブレーションを実行する

PXIe-5163のセルフキャリブレーションを実行することにより、製品を動作温度範囲内で動作させている限り、2年間の外部キャリブレーション有効期間中、性能を最大限に発揮させることができます。

セルフキャリブレーションを実行する前に、15分以上、PXIe-5163をウォームアップしてください。

メモ ウォームアップは、シャーシと (コントローラまたはPC) の電源がオンになり、NI-SCOPEがロードされ、PXIe-5163が認識されたときに開始されます。

PXIe-5163モジュールは、工場からの出荷時に外部的にキャリブレーションされていますが、次のいずれかの場合は、性能を最適化するためにセルフキャリブレーションを実行してください。

  • PXIe-5163を初めてシャーシに取り付けた後
  • シャーシにモジュールを取り付けた、取り外した、シャーシ内で移動した後
  • システムが周囲温度が変化する環境に設置されている場合、またはモジュールの温度が前回セルフキャリブレーションを実行したときから±5℃以上変化している場合
  • 製品を長く使用する間に性能がわずかに変化することを定期的に調整したい場合
  • 前回のセルフキャリブレーションから90日以上経過している場合
ヒント NI-SCOPE外部キャリブレーションパレットのノードを使用すれば、前回のセルフキャリブレーションの日付とモジュール温度をプログラム的に取得することができます。この情報は、MAXでデバイスを選択して表示することもできます。
PXIe-5163のセルフキャリブレーションは、NI-SCOPEでプログラム的に実行するか、MAXからオンデマンドで実行することができます。
オプション説明
NI-SCOPE セルフキャリブレーションノードを使用してモジュールのセルフキャリブレーンをプログラム的に実行します。
MAX デバイスとインタフェースメニューでデバイスを選択し、セルフキャリブレーションボタンをクリックします。
2年間の外部キャリブレーション有効期間が経過した後、次の2年間、仕様内の性能を確保するには、外部キャリブレーションが必要です。