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- 更新日2025-03-13
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プログラマブル電源では、電圧/電流入力と電圧/電流測定のそれぞれに1つまたは複数のレンジを使用します。
用途に応じて最高分解能 (最小) レンジを使用し、最大入力および測定確度を実現します。デバイスの特定のチャンネルに対するレンジについては、「 PXIe-4151 仕様 」を参照してください。
メモ 測定レンジは、構成した出力レンジに基づいて暗示的に選択されます。このため、出力レンジと別に測定レンジを変更することはできません。選択された測定レンジは、構成した出力レンジ内で任意の電圧または電力値を測定するのに十分な広さがあります。
レンジは通常、そのレンジにおいて出力または測定が可能な (オーバーレンジを含まない) 0からの最大値として表されます。たとえば、20 mAの電流レベルレンジにおいては、電流レベルを最大20 mAまで構成することができます。
- 「niDCPower出力機能を構成」関数をDC電圧に設定すると、電圧レベルレンジおよび電流制限レンジが使用されます。
- 「niDCPower出力機能を構成」関数をDC電流に設定すると、電流レベルレンジおよび電圧制限レンジが使用されます。
オーバーレンジ
niDCPowerオーバーレンジ有効がTRUEに設定されている場合、プログラミングした出力 (電圧レベル、電圧制限、電流レベル、および電流制限) の有効値は、この機能をサポートするチャンネルにおいて通常の操作レンジよりも広くなります。
特定のチャンネルでオーバーレンジを有効にすると、出力レンジにおいて電流および電圧出力機能を100%から105%に拡張できます。オーバーレンジは出力レンジにのみ適用可能で、測定レンジには適用されません。オーバーレンジを有効にしない状態でも、デフォルトでレンジの105%まで測定することができます。