PXI-2569リレーの交換
- 更新日2025-02-25
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PXI-2569リレーの交換
このモジュールは、メカニカルアーマチュアリレーを使用しています。
交換用リレーの注文に関しては、以下の表を参照してください。
| 交換用リレー | 製品番号 |
|---|---|
| AXICOM (タイコエレクトロニクス) (リレー製造元) | IM42GR (3-1462037-1) |
| NIリレーキット (10リレー) | 779356-01 |
以下の用具があることを確認します。
- 温度調節されたはんだごて
- 温度を371℃ (700°F) に設定 (鉛フリーはんだの場合)
- 温度を316℃ (600°F) に設定 (鉛はんだの場合)
- はんだ
- 96.5/3.0/0.5すず/銀/銅はんだ (フラックスコア) (鉛フリーはんだリワーク用)
- 63/37すず/鉛はんだ (フラックスコア) (鉛はんだリワーク用)
- はんだ吸い取り線
- 細いピック
- イソプロピルアルコール
- 綿棒
メモ NIでは、鉛フリーの基板には鉛フリーはんだを、また鉛を使用した基板には鉛はんだを使用するように推奨しています。
通知 鉛フリーのコテ台で鉛を使用しないでください。ユニットの鉛はんだによってコテ台が汚染されてしまう可能性があります。
通知 鉛フリーの組み立て部品に対して鉛はんだを使用した場合、その旨を表示してください。そうすることで、このユニットが後で鉛フリーはんだのコテ台で再加工され、コテ台が汚染されるのを防ぐことができます。
以下の手順を実行してモジュールを解体し、故障したリレーを交換します。
- 接地ストラップを使用したり、接地されたPXIシャーシに触れて、自分のもつ静電気を放電します。メモ 作業する前に、自分の静電気を放電することで、モジュールを静電気から保護することができます。
- 取り替えるリレーの位置を確認します。リレーの場所については、以下の図と表を参照してください。
図 1. ベースボード 図 2. メザニンボード チャンネル名 リレー名 チャンネル名 リレー名 チャンネル名 リレー名 チャンネル名 リレー名 CH0 K0 CH25 K25 CH50 K50 CH75 K75 CH1 K1 CH26 K26 CH51 K51 CH76 K76 CH2 K2 CH27 K27 CH52 K52 CH77 K77 CH3 K3 CH28 K28 CH53 K53 CH78 K78 CH4 K4 CH29 K29 CH54 K54 CH79 K79 CH5 K5 CH30 K30 CH55 K55 CH80 K80 CH6 K6 CH31 K31 CH56 K56 CH81 K81 CH7 K7 CH32 K32 CH57 K57 CH82 K82 CH8 K8 CH33 K33 CH58 K58 CH83 K83 CH9 K9 CH34 K34 CH59 K59 CH84 K84 CH10 K10 CH35 K35 CH60 K60 CH85 K85 CH11 K11 CH36 K36 CH61 K61 CH86 K86 CH12 K12 CH37 K37 CH62 K62 CH87 K87 CH13 K13 CH38 K38 CH63 K63 CH88 K88 CH14 K14 CH39 K39 CH64 K64 CH89 K89 CH15 K15 CH40 K40 CH65 K65 CH90 K90 CH16 K16 CH41 K41 CH66 K66 CH91 K91 CH17 K17 CH42 K42 CH67 K67 CH92 K92 CH18 K18 CH43 K43 CH68 K68 CH93 K93 CH19 K19 CH44 K44 CH69 K69 CH94 K94 CH20 K20 CH45 K45 CH70 K70 CH95 K95 CH21 K21 CH46 K46 CH71 K71 CH96 K96 CH22 K22 CH47 K47 CH72 K72 CH97 K97 CH23 K23 CH48 K48 CH73 K73 CH98 K98 CH24 K24 CH49 K49 CH74 K74 CH99 K99 - ベースボードに固定しているメザニンボードの4本のネジとワッシャーおよび2つのリードカバー (ある場合) を取り外します。六角スペーサまたはベースボードは取り外しません。
メモ このモジュールの旧バージョンでは、取り外す必要のある接着プラスチックのリードカバーがある場合があります。カバーを外した状態でも、モジュールの仕様に変更はありません。
図 3. モジュールの分解 - ネジ
- ワッシャ
- リードカバー (存在する場合)
- 六角スペーサ
- ベースボード
- メザニンボードをベースボードから離します。
- 交換するリレーのボード上にある型番とシリアル番号ラベルを確認します。
- 緑のラベルはボードの組み立てに鉛フリーはんだ (Sn 96.5Ag 3.0Cu 0.5) が使用されていることを示します。鉛フリーによる組み立ての場合、最後の型番が「L」になります。
- 白いラベルはボードの組み立てに鉛はんだ (Sn 63Pb 37) が使用されていることを示します。
SMD除去機がある場合は、表面実装部品を交換する時と同じようにリレーを交換します。ない場合は、以下の手順に従ってリレーを交換します。
- はんだごてとはんだ吸い取り線を使用して、リレーパッドから可能な限りはんだを取り除きます。はんだごては、5秒以上リード線にあてないようにします。メモ パッドにはんだごてを再度あてる必要がある場合は、接続が完全に冷えた後で行います。
- パッドを加熱する場合は一度に一回ずつ行い、ピックを使用してパッドからリレーピンを持ち上げます。持ち上げる前に、はんだが十分溶解していることを確認します。通知 はんだ付けされたパッドに強い力がかかると、PCB配線が持ち上がり、ボードが破損する恐れがあります。
- リレーを取り外します。
- イソプロピルアルコールと綿棒でパッドの汚れを落とします。
- 新しいリレーをPCBパッドの上においてはんだ付けします。
- 余分なフラックス液をイソプロピルアルコールと綿棒で拭き取ります。通知 リレーを交換した後で拭き取る際に、フラックス除去液を使用しないでください。
ヒント リレーカウントは、故障したリレーを交換した後、NI-SWITCH ソフトフロントパネルを使用してリセットします。詳細は『Switchソフトフロントパネルヘルプ』を参照してください。