NI-SWITCH

NI スイッチブロックの電力制限

  • 更新日2023-02-21
  • 2分で読める

NI スイッチブロックキャリアには、「電力消費制限」および「電力損失制限」 (電力制限) があります。この値は、キャリアが取り付けられているPXI/PXI Expressシャーシの冷却機能および電力量によって異なります。また、キャリア内の各スロットの電力制限も、スロットに取り付けられたカードの特性によって異なります。キャリアの電力制限はキャリアに取り付けられたカードの組み合わせによって異なります。これらの電力制限は、ユーザの信号による電力消費が発生している間、同時に駆動できるリレーの最大数を決定します。キャリアの電力制限を確認する方法については、ni.com/jp/infoでInfo Codeにjpra84と入力し、ドキュメントを参照してください。

ヒューズが飛ぶことを防ぐために、スイッチドライバは各操作の前にその操作に必要な電力がキャリアまたはスロットの電力制限を超えているかどうかを自動的にチェックします。操作に必要な電力がキャリアまたはスロット電力制限を超えると、スイッチドライバがエラーを返します。このエラーは、「niSwitchリセット」VIまたは「niSwitch_reset」関数で各デバイスをリセットする、または「niSwitch全チャンネルを接続解除」VIまたは「niSwitch_DisconnectAll」関数で各デバイスのすべてのチャンネルを切断することで解消できます。

エラーを解消した後、同時に使用するリレーの数を減らして必要電力を削減する方法を検討してください。電力消費量はスイッチドライバで監視できますが、電力損失はアプリケーションやシステムによって異なるため、ユーザが監視する必要があります。システムの電力消費の確認については、ni.com/jp/infoのInfo Codeでjpra84と入力してください。

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