NI 2812 リレーの交換

NI 2812A/B (NI 2812) では、リードリレーを使用しています。

メモ NI 2812ではカスタム長のリード線を使用して安全基準に準拠しています。リワーク手順に基づいてリード線を切り揃えるか、リレーキットに含まれるカスタムリレーを使用してください。

交換用リレーの注文に関しては、以下の表を参照してください。

以下の手順に従って、NI スイッチブロックカード上で破損したリレーを見つけて交換します。

リレーの位置を確認する

1. 接地ストラップを使用したり、接地されたPXIシャーシに触れて、身体の静電気を逃がします。

   メモ 適切に接地することでカードを静電気放電から保護します。

2. 取り替えるリレーの位置を確認します。リレーの場所については、以下の図と表を参照してください。

   NI 2812リレーマップ

   

   
   
   

   メモ 以下の表のリレー名は、シングルカードデバイスに対応しています。マルチカードのリレー命名規則については、NI スイッチブロックデバイスリファレンスを参照してください。

   リレー名	リファレンス番号	リレー名	リファレンス番号	リレー名	リファレンス番号	リレー名	リファレンス番号
   kcard1ab0	K174	kcard1r2c6	K34	kcard1r7c1	K93	kcard1r11c5	K144
   kcard1ab1	K175	kcard1r2c7	K35	kcard1r7c2	K94	kcard1r11c6	K137
   kcard1ab2	K176	kcard1r2c8	K36	kcard1r7c3	K95	kcard1r11c7	K136
   kcard1ab3	K177	kcard1r3c0	K42	kcard1r7c4	K96	kcard1r11c8	K135
   kcard1ab4	K178	kcard1r3c1	K43	kcard1r7c5	K97	kcard1r12c0	K146
   kcard1ab5	K179	kcard1r3c2	K44	kcard1r7c6	K89	kcard1r12c1	K147
   kcard1ab6	K180	kcard1r3c3	K45	kcard1r7c7	K88	kcard1r12c2	K148
   kcard1ab7	K173	kcard1r3c4	K46	kcard1r7c8	K87	kcard1r12c3	K149
   kcard1ab8	K7	kcard1r3c5	K47	kcard1r8c0	K100	kcard1r12c4	K150
   kcard1ab9	K15	kcard1r3c6	K39	kcard1r8c1	K101	kcard1r12c5	K151
   kcard1ab10	K24	kcard1r3c7	K38	kcard1r8c2	K102	kcard1r12c6	K81
   kcard1ab11	K32	kcard1r3c8	K37	kcard1r8c3	K103	kcard1r12c7	K90
   kcard1ab12	K40	kcard1r4c0	K50	kcard1r8c4	K104	kcard1r12c8	K98
   kcard1ab13	K48	kcard1r4c1	K51	kcard1r8c5	K105	kcard1r13c0	K153
   kcard1ab14	K56	kcard1r4c2	K52	kcard1r8c6	K108	kcard1r13c1	K154
   kcard1ab15	K65	kcard1r4c3	K53	kcard1r8c7	K109	kcard1r13c2	K155
   kcard1r0c0	K1	kcard1r4c4	K54	kcard1r8c8	K110	kcard1r13c3	K156
   kcard1r0c1	K2	kcard1r4c5	K55	kcard1r9c0	K117	kcard1r13c4	K157
   kcard1r0c2	K3	kcard1r4c6	K59	kcard1r9c1	K118	kcard1r13c5	K58
   kcard1r0c3	K4	kcard1r4c7	K60	kcard1r9c2	K119	kcard1r13c6	K106
   kcard1r0c4	K5	kcard1r4c8	K61	kcard1r9c3	K120	kcard1r13c7	K114
   kcard1r0c5	K6	kcard1r5c0	K67	kcard1r9c4	K121	kcard1r13c8	K123
   kcard1r0c6	K9	kcard1r5c1	K68	kcard1r9c5	K122	kcard1r14c0	K160
   kcard1r0c7	K10	kcard1r5c2	K69	kcard1r9c6	K113	kcard1r14c1	K161
   kcard1r0c8	K11	kcard1r5c3	K70	kcard1r9c7	K112	kcard1r14c2	K162
   kcard1r1c0	K18	kcard1r5c4	K71	kcard1r9c8	K111	kcard1r14c3	K163
   kcard1r1c1	K19	kcard1r5c5	K72	kcard1r10c0	K125	kcard1r14c4	K164
   kcard1r1c2	K20	kcard1r5c6	K64	kcard1r10c1	K126	kcard1r14c5	K165
   kcard1r1c3	K21	kcard1r5c7	K63	kcard1r10c2	K127	kcard1r14c6	K131
   kcard1r1c4	K22	kcard1r5c8	K62	kcard1r10c3	K128	kcard1r14c7	K138
   kcard1r1c5	K23	kcard1r6c0	K75	kcard1r10c4	K129	kcard1r14c8	K145
   kcard1r1c6	K14	kcard1r6c1	K76	kcard1r10c5	K130	kcard1r15c0	K167
   kcard1r1c7	K13	kcard1r6c2	K77	kcard1r10c6	K132	kcard1r15c1	K168
   kcard1r1c8	K12	kcard1r6c3	K78	kcard1r10c7	K133	kcard1r15c2	K169
   kcard1r2c0	K26	kcard1r6c4	K79	kcard1r10c8	K134	kcard1r15c3	K170
   kcard1r2c1	K27	kcard1r6c5	K80	kcard1r11c0	K139	kcard1r15c4	K171
   kcard1r2c2	K28	kcard1r6c6	K84	kcard1r11c1	K140	kcard1r15c5	K172
   kcard1r2c3	K29	kcard1r6c7	K85	kcard1r11c2	K141	kcard1r15c6	K152
   kcard1r2c4	K30	kcard1r6c8	K86	kcard1r11c3	K142	kcard1r15c7	K159
   kcard1r2c5	K31	kcard1r7c0	K92	kcard1r11c4	K143	kcard1r15c8	K166

リレーの交換

NI 2812は鉛フリーアセンブリが使用されています。

メモ  NIでは、鉛フリーアセンブリのリレー交換には鉛フリーはんだを使用するように推奨しています。

注意  鉛フリーのコテ台で鉛を使用しないでください。ユニットの鉛はんだによってコテ台が汚染されてしまう可能性があります。

注意  鉛フリーの組み立て部品に対して鉛はんだを使用した場合、その旨を表記してください。そうすることで、このユニットが後で鉛フリーはんだのコテ台で再加工され、コテ台が汚染されるのを防ぐことができます。

下記の用具があることを確認します。

• 371 ℃ (700°F) に温度調整された鉛フリーはんだ用のはんだごて
• 96.5/3.0/0.5すず/銀/銅はんだ (フラックスコア) (鉛フリーはんだリワーク用)
• はんだ吸い取り線
• 細いピック
• イソプロピルアルコール
• 綿棒

通常のスルーホール部品と同じようにリレーを交換します。リレーのリード線がPCBから0.5 mm (0.02 in.) 以上にならないようにします。

ヒント 故障したリレーを交換した後でソフトフロントパネルを使用してリレーカウントをリセットすることができます。詳細に関しては、『Switchソフトフロントパネルヘルプ』を参照してください。