NI PXI-2720 リレーの交換
- 更新日2023-02-21
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NI PXI-2720では、リードリレーを使用しています。
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メモ NI PXI-2720ではカスタム長のリード線を使用して安全基準に準拠しています。リワーク手順に基づいてリード線を切り揃えるか、リレーキットに含まれるカスタムリレーを使用してください。 |
交換用リレーの注文に関しては、以下の表を参照してください。
リレー | リレー製造元 | 製品番号 |
---|---|---|
すべてのリレー | Coto | 9117-0001 |
リレーキット | 製品番号 |
---|---|
ナショナルインスツルメンツ (10リレー) | 781451-10 |
以下の手順に従って、モジュールの解体、故障したリレーの交換、モジュールの組み立てを行います。
モジュールの解体
- 接地ストラップを使用したり、接地されたPXIシャーシに触れて、身体の静電気を逃がします。
メモ 適切に接地することでモジュールを静電気放電から保護します。 - 取り替えるリレーの位置を確認します。リレーの場所については、以下の図と表を参照してください。
NI PXI2720リレーマップ
リレー名 リファレンス番号 リレー名 リファレンス番号 リレー名 リファレンス番号 リレー名 リファレンス番号 kb0shunt K1 kb2r2 K30 kb5shunt K59 kb7r2 K88 kb0 K2 kb2r3 K31 kb5 K60 kb7r3 K89 kbc01 K3 kb2r4 K32 kbc56 K61 kb7r4 K90 ktest0 K4 kb2r5 K33 ktest3 K62 kb7r5 K91 kb0r0 K5 kb2r6 K34 kb5r0 K63 kb7r6 K92 kb0r1 K6 kb2r7 K35 kb5r1 K64 kb7r7 K93 kb0r2 K7 kb3shunt K36 kb5r2 K65 kb8shunt K94 kb0r3 K8 kb3 K37 kb5r3 K66 kb8 K95 kb0r4 K9 kbc34 K38 kb5r4 K67 kbc89 K96 kb0r5 K10 ktest2 K39 kb5r5 K68 kb8r0 K97 kb0r6 K11 kb3r0 K40 kb5r6 K69 kb8r1 K98 kb0r7 K12 kb3r1 K41 kb5r7 K70 kb8r2 K99 kb1shunt K13 kb3r2 K42 kb6shunt K71 kb8r3 K100 kb1 K14 kb3r3 K43 kb6 K72 kb8r4 K101 kbc12 K15 kb3r4 K44 kbc67 K73 kb8r5 K102 test1 K16 kb3r5 K45 kb6r0 K74 kb8r6 K103 kb1r0 K17 kb3r6 K46 kb6r1 K75 kb8r7 K104 kb1r1 K18 kb3r7 K47 kb6r2 K76 kb9shunt K105 kb1r2 K19 kb4shunt K48 kb6r3 K77 kb9 K106 kb1r3 K20 kb4 K49 kb6r4 K78 test5 K108 kb1r4 K21 kbc45 K50 kb6r5 K79 kb9r0 K109 kb1r5 K22 kb4r0 K51 kb6r7 K80 kb9r1 K110 kb1r6 K23 kb4r1 K52 kb6r6 K80 kb9r2 K111 kb1r7 K24 kb4r2 K53 kb7shunt K82 kb9r3 K112 kb2shunt K25 kb4r3 K54 kb7 K83 kb9r4 K113 kb2 K26 kb4r4 K55 kbc78 K84 kb9r5 K114 kbc23 K27 kb4r5 K56 test4 K85 kb9r6 K115 kb2r0 K28 kb4r6 K57 kb7r0 K86 kb9r7 K116 kb2r1 K29 kb4r7 K58 kb7r1 K87 — — - 以下の図に示すように、フロントパネルを取り外します。
1 ブラケット 2 フロントパネル 3 フロントパネルのオーバーレイ 4 ネジ - 以下の図に示すように、ブラケットを取り外します。
1 CA3デジタルバックエンド 2 ブラケット 3 ドータカード 4 ネジ
リレーの交換
NI PXI-2720は鉛フリーアセンブリが使用されています。
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メモ NIでは、鉛フリーアセンブリのリレー交換には鉛フリーはんだを使用するように推奨しています。 |
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注意 鉛フリーのコテ台で鉛を使用しないでください。ユニットの鉛はんだによってコテ台が汚染されてしまう可能性があります。 |
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注意 鉛フリーの組み立て部品に対して鉛はんだを使用した場合、その旨を表記してください。そうすることで、このユニットが後で鉛フリーはんだのコテ台で再加工され、コテ台が汚染されるのを防ぐことができます。 |
下記の用具があることを確認します。
- 371 ℃ (700°F) に温度調整された鉛フリーはんだ用のはんだごて
- 96.5/3.0/0.5すず/銀/銅はんだ (フラックスコア) (鉛フリーはんだリワーク用)
- はんだ吸い取り線
- 細いピック
- イソプロピルアルコール
- 綿棒
通常のスルーホール部品と同じようにリレーを交換します。リレーのリード線がPCBから1 mm (0.04 in.) 以上にならないようにします。
モジュールの組み立て
モジュールを組み立て直すには、モジュールの解体手順を逆の順番に実行します。
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ヒント NI-SWITCH 3.1以降では、故障したリレーを交換した後でソフトフロントパネルを使用してリレーカウントをリセットすることができます。詳細に関しては、『Switchソフトフロントパネルヘルプ』を参照してください。 |