NI PXI/PXIe-2515の正しい使い方

NI PXI/PXIe-2515 (NI 2515) の2つのアナログバスは、DCパラメトリック測定を行うための接続に使用するものであり、高帯域アナログ測定 (たとえば、立ち上がり時間やスキュー) 用ではありません。NI 2515の正しい使い方については次のセクションを参照してください。

• NI 2515の正しい使い方
• NI 2515信号接続

NI 2515の正しい使い方

NI 2515は1台のサポートされているNI 高速DIOデバイスと他の計測器を最大2台まで接続できます。2つ以上の計測器をシステムに接続する必要がある場合は、NI PXI/PXIe-2515 アナログチャンネル拡張を参照してください。NI 2515は、サポートされているシングルエンドのNI 高速DIOデバイス (NI 654x またはNI 655xなど) と使用するように意図されており、低電圧差動信号 (LVDS) のNI 高速DIOデバイス (NI 656xなど) との使用は意図されていません。以下の図とNI 2515 信号接続の表を参照して、NI 2515の正しい使用例を確認してください。

メモ  シャーシ内でのモジュールのスロット配置は、システムのスロット互換性によって異なります。

メモ  NIでは、NI 高速DIOデバイスをNI 2515のすぐ左のシャーシスロットに取り付けるように推奨しています。NI SHC68-C68-D5ケーブルがNI 2515に接続されている場合、NI 2515のすぐ左にデバイスを差し込んだり取り外したりする際には、スロットのスペース内でケーブルコネクタがわずかに重なる場合があるため特に注意が必要です。

NI 2515信号接続

以下の表を参照してNI 2515に接続するアクセサリを選択してください。

正しい使い方に記載されている接続	ケーブル接続	推奨アクセサリ	メモ
A	サポートされているNI 高速DIOのVHDCIコネクタをNI 2515の左側にあるVHDCIコネクタに接続	NI SHC68-C68-D5 0.5mシングルエンドシールドケーブル (高速デジタル信号挿入スイッチ用)	注意  NI 高速DIOデバイスとNI 2515の接続には、NI SHC68-C68-D5ケーブルのみ使用可能です。NI SHC68-C68-D5ケーブルは、NI 2515のDUTコネクタのピン配列をNI高速DIOデバイスのピン配列と一致させるために、サポートされているNI高速DIOデバイスのピン配列をNI 2515のHSDIOコネクタに変換します。
BおよびC	NI 2515のBNCコネクタをパラメトリック測定デバイスに接続	—	NI 2515のBNCコネクタをパラメトリック測定デバイスに接続する専用ケーブルはありません。システムの接続構成に適合するケーブルを選択してください。 メモ  両方のアナログバスチャンネル (図ではBおよびC) の外側シールドは、シャーシグランドに接続されています。このため、アナログバスチャンネルの負のリード線もシャーシグランドに接続する必要があります。
D	NI 2515の右側VHDCIコネクタをDUTに接続	以下のオプションがあります。 NI CB-2162端子台および高速デジタルデバイス用NI SHC68-C68-D4シングルエンド型シールドケーブル NI SMB-2163端子ボックスおよび高速デジタルデバイス用NI SHC68-C68-D4シングルエンド型シールドケーブル NI SHC68-H1X38シングルエンド型シールドフライングリードケーブル	これらの信号接続オプションについてはni.com/manualsを参照してください。