niScope初期化 (gRPCセッション用)
- 更新日2025-10-21
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指定された計測器とオプションを使用して、指定されたNI gRPCデバイスサーバで新規のNI-SCOPEセッションを初期化します。
このVIは、指定されたNI gRPCデバイスサーバのNI-SCOPEセッションを初期化し、LabVIEWから接続します。gRPCオプションでセッション名を指定して、そのセッション名がすでにサーバに存在する場合、NI-SCOPEはエラーを返します。gRPCオプションのセッション名を空にした場合、リソース名がセッション名として使用されます。
作成されたLabVIEWセッションは、サーバ上の対応するセッションにドライバ呼び出しを転送します。

入力/出力
gRPCオプション
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gRPCオプションには、サーバ接続に使用する情報を指定します。
リソース名
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リソース名には、Measurement & Automation Explorer (MAX) でNI-SCOPE計測器に割り当てられたリソース名を指定します。たとえば、PXI1Slot3の場合、PXI1Slot3が計測器リソース名です。 このパラメータは、PXI1Slot3,PXI1Slot4という形式のカンマ区切り文字列リストを受け付けます。この例では、1つの計測器がPXI1Slot3で、もう1つの計測器がPXI1Slot4です。
例
メモ 複数の計測器を指定できるのは、それらの型番、バスタイプ、チャンネル数、オンボードメモリのサイズが同じ場合のみです。デバイスはすべて同じCompactDAQシャーシに装着されている必要があります。
NI-DAQmxデバイスの場合、構文は、例1に示すように、MAXで指定されているデバイス名のみです。通常、NI-DAQmxデバイスのデフォルト名は、Dev1またはPXI1Slot1です。MAXで名前を右クリックして新しい名前を入力することで、DAQmxデバイスの名前を変更することができます。 NI-DAQmxデバイスで使用できるもう1つの構文は、例2に示すように、「DAQ::NI-DAQmxデバイス名」です。この命名規則により、従来型NI-DAQデバイス用に設計されたアプリケーションでNI-DAQmxデバイスを使用することが可能です。たとえば、アプリケーションでDAQ::1を使用する場合、MAXでNI-DAQmxデバイスの名前を1に変更し、例3が示すようにリソース名にDAQ::1を渡します。 また、例4に示されているように、IVI構成ユーティリティで構成したIVI論理名またはIVI仮想名を渡すこともできます。論理名は特定の仮想計測器を識別します。仮想名は、特定のデバイスを認識し、セッションの初期設定を行います。 メモ NI-DAQmxデバイス名は大文字と小文字を区別しません。ただし、論理名などのIVI名はすべて大文字と小文字が区別されます。論理名、ドライバセッション名、または仮想名をプログラムで使用する場合、使用する名前はIVI Configuration Storeファイルの名前と完全に一致する必要があり、大文字小文字も同じでなくてはなりません。
オプション文字列
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オプション文字列は、セッションにおける特定のプロパティの初期値を設定します。 以下の表は、プロパティおよびプロパティを認識するためにこのパラメータで使用する名前の一覧です。
デフォルト値: "Simulate=0,RangeCheck=1,Cache=1" ドライバセットアップフラグを使用することで、デバイスのシミュレーション実行、デバイスセッションへのアクセサリ追加、デバイスFPGAへのビットファイルのロードが行えます。
シミュレーションの詳細については、niScope EX Simulated Acquisitionサンプルを参照してください。 VIで使用するパラメータを確認するには、niScope EX External Amplifierサンプルを参照してください。
デバイスをリセット
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デバイスをリセットには、計測器を初期化中にリセットするかを指定します。 デフォルト値: FALSE
エラー入力
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エラー入力は、このノードの実行前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、 標準エラー入力として機能します。
計測器ハンドル
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計測器ハンドルは、特定の計測器セッションを認識します。
エラー出力
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エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、 標準エラー出力として機能します。 |
gRPCオプション
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セッション名
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ポート (31763)
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リソース名
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デバイスをリセット
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エラー入力
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計測器ハンドル
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エラー出力
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