NI-HSDIO

デバイスに波形を書き込む

  • 更新日2023-02-21
  • 4分で読める

データを生成する前に、波形をデバイスのオンボードメモリに書き込む必要があります。「名前付き波形の書き込み」VIおよび関数を使用して、波形データをPCメモリからオンボードデバイスメモリに書き込みます。

以下の表は、「名前付き波形の書き込み」VIおよび関数を示します。

LabVIEW VI C関数
niHSDIO名前付き波形の書き込み」多態性VIの以下のインスタンスのいずれか1つを使用してください。
  • niHSDIO名前付き波形の書き込み (U32)
  • niHSDIO名前付き波形の書き込み (U16)
  • niHSDIO名前付き波形の書き込み (U8)
  • niHSDIO名前付き波形の書き込み (WDT)
niHSDIO_WriteNamedWaveformU32
niHSDIO_WriteNamedWaveformU16
niHSDIO_WriteNamedWaveformU8
niHSDIO_WriteNamedWaveformWDT

デバイスに書き込む各波形には名前を付けることができます。スクリプトを使用せずに単一波形をデバイスに書き込む場合は、波形に名前を付ける必要はありません。複数波形をデバイスに書き込む場合は、各波形に必ず名前を付ける必要があります。「niHSDIO生成する波形を構成」VIおよび「niHSDIO_ConfigureWaveformToGenerate」関数を使用して、開始時に生成する名前付き波形を選択します。ただし、スクリプトを使用する場合にも各波形に名前が付いている必要があります。スクリプトのgenerateステートメントが、生成する波形を決定する時に波形名を使用するためです。

メモ  このヘルプファイルの目次からプログラミング→リファレンス→スクリプトの命令を選択して、generateステートメントおよびその他のスクリプトの命令を参照してください。

大きな波形を一回の「名前付き波形の書き込み」の呼び出しで生成しようとすると、操作を実行するために必要なPCメモリを割り当てることができない場合があります。小さなブロックに分けて書き込むことで、大きな波形をデバイスに書き込むことができます。「niHSDIO名前付き波形を割り当て」VIと「niHSDIO_AllocateNamedWaveform」関数、および上記の表にある「名前付き波形の書き込み」VIまたは関数を使用して、この処理を実行します。

「名前付き波形の書き込み」VIまたは関数の各呼び出しは、最後に書き込まれたデータの後に続いて書き込みます。

メモ  「niHSDIO閉じる」VIまたは「niHSDIO_close」関数を使用してセッションを閉じることで、すべての波形をデバイスから削除します。「niHSDIO名前付き波形を削除」VIまたは「niHSDIO_DeleteNamedWaveform」関数を呼び出して、オンボードメモリから1つの名前付き波形を手動で削除できます。
波形の最後より後に書き込もうとすると、NI-HSDIOはエラーを返します。

NI デジタル波形発生器/アナライザでは、次の基準を満たす波形の書き込みをサポートします。

NI 654x/655x デバイス あらかじめ割り当てられた波形に書き込む際に、波形ブロックは32サンプルの倍数である必要があります。波形全体のサイズにはこのような制約がありませんが、偶数である必要があります。
NI 656x デバイス あらかじめ割り当てられた波形に書き込む際に、ブロックは64サンプルの倍数である必要があります。波形全体のサイズにはこのような制約がありませんが、4の倍数 (DDRモードの場合は8の倍数) である必要があります。

「名前付き波形の書き込み」の最後の呼び出しでは、十分なデータを書き込んで波形を満たす必要があります。

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