開始またはフェッチVIおよび関数を使用して、デバイスがデータを集録中に他の操作を実行します。「開始」は、集録操作を開始し、プログラムに制御を返します。「フェッチ」は集録したデータを集録オンボードメモリからアプリケーションに転送します。
以下の表は、開始およびフェッチVI/関数を示します。
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メモ Cでプログラミングする場合は、プログラムで配列を宣言する必要があります。この配列は、フェッチ関数によって集録されたデータにスペースを割り当てます。LabVIEWでは、フェッチ関数が自動的に配列を割り当てるため、配列を宣言する必要はありません。 |
デバイスが集録中の状態でデータをフェッチすると、VIまたは関数は要求されたデータがすべて集録されるまで待機します。タイムアウトパラメータで指定された時間内にデータが集録されない場合、NI-HSDIOはエラーを返します。デバイスが集録を完了する前に停止するには、「niHSDIO中止」VIまたは「niHSDIO_Abort」関数を使用します。ただし、中止した後にフェッチを行うことはできません。
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メモ 読み取り関数は、開始関数とフェッチ関数を1つの呼び出しに統合したものです。読み取り関数は簡単な集録を行うアプリケーション、開始/フェッチ関数はトリガを伴う複雑なアプリケーションにより適しています。 |