niHSDIO名前付き波形の次の書き込み位置を設定 VI
- 更新日2023-02-21
- 6分で読める
名前付き波形内の、次のデータを書き込む位置を修正します。
「niHSDIO名前付き波形の書き込み」VIは、常に現在の書き込み位置から書き込みを開始します。波形内の既存データは上書きされます。
関連トピック
![]() |
計測器ハンドルは計測器セッションを識別します。計測器ハンドルは「niHSDIO集録セッションを初期化」VI、「niHSDIO生成セッションを初期化」VI、または「niHSDIO外部キャリブレーションを初期化」VIから取得します。 |
||||||
![]() |
波形名は、割り当てられた波形メモリに関連する名前を指定します。 |
||||||
![]() |
位置は、オフセットと共に書き込み位置を指定します。
|
||||||
![]() |
オフセットは、名前付き波形内の書き込み位置のオフセットを指定します。オフセットの単位は「サンプル」です。 波形を書き込む前に、波形の開始を基準としてオフセットが、NI 654x/655x では32サンプルの倍数 (NI 6547/6548がDDRモードの場合は64サンプルの倍数)、NI 656x では64サンプルの倍数 (NI 656x がDDRモードの場合は128サンプルの倍数) である必要があります。 |
||||||
![]() |
エラー入力 (エラーなし)は、このノードの実行前に発生したエラー状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
|
||||||
![]() |
計測器ハンドル出力は、計測器セッションのリファレンスを次のVIへ渡します。計測器ハンドルは「niHSDIO集録セッションを初期化」VIまたは「niHSDIO生成セッションを初期化」VIで取得します。 |
||||||
![]() |
エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。
|
詳細
位置およびオフセットは、次の書き込み位置を決定するために一緒に使用されます。位置は、絶対または相対移動を示します。オフセットは、次の書き込み位置をシフトするサンプル数を指定します。書き込み位置は、NI 654x/655xでは32サンプル (NI 6547/6548がDDRモードの場合、64サンプル) の倍数、NI 656xでは64サンプル (NI 656xがDDRモードの場合、128サンプル) の倍数に設定する必要があります。
以下の表は、位置およびオフセットの組み合わせの例を示します。
位置 | オフセット | 次の書き込み位置 |
---|---|---|
波形の開始 | 0 | 波形の開始 |
波形の開始 | 5 | 波形の6番目のサンプル |
波形の開始 | -1 | エラー。この設定では、波形の開始位置の前に書き込み位置を配置することになります。 |
現在の書き込み位置 | 0 | 変更なし。この設定では、次の書き込み位置は変更されません。 |
現在の書き込み位置 | 10 | 現在の位置から10サンプル先に書き込み位置を移動します。この位置設定は、 (現在の書き込み位置+オフセット) が波形内にある場合にのみ有効です。 |
現在の書き込み位置 | -10 | 現在の位置から10サンプル前に書き込み位置を移動します。この位置設定は、現在の書き込み位置が10より大きい場合のみに有効です。 |
「niHSDIO名前付き波形の書き込み」VIの実行ごとに、書き込み位置は最後に書き込まれたデータの終わりに移動します。そのため、通常「niHSDIO名前付き波形の次の書き込み位置を設定」VIを明示的に実行する必要はありません。 割り当てられたスペースを超える位置を設定すると、エラーが発生します。