波形の読み取り (WDT)
- 更新日2023-02-17
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波形の読み取り (WDT)
チャンネルリストのチャンネルサブセットから集録された波形データを返します。
波形には、チャンネルリストパラメータで指定されたチャンネルサブセットからのデータのみが含まれます。チャンネルリストが空でない限り、「ダイナミックチャンネルの割り当て」ノードでリストされているすべてのチャンネルからのデータが含まれているわけではありません。
入力/出力

セッション入力
「集録セッションを初期化」ノード、「生成セッションを初期化ノード」、または「外部キャリブレーションを初期化」ノードにより取得された計測器セッションです。

タイムスタンプタイプ
波形データのタイムスタンプを相対または絶対に指定するパラメータです。

チャンネルリスト
波形データを読み取るチャンネルを指定します。
このパラメータで読み取りたいすべてのチャンネルを選択する前に、「niHSDIOダイナミックチャンネルの割り当て」ノードを使用してそのチャンネルを割り当てる必要があります。
NI-HSDIOは、「niHSDIOダイナミックチャンネルの割り当て」ノードにリストされている順番ではなく、このパラメータにリストされているチャンネル順に波形データを読み取ります。このパラメータを空の場合、NI-HSDIOは「niHSDIOダイナミックチャンネルの割り当て」ノードで設定されたすべてのチャンネルを読み取ります。
チャンネルリストまたはチャンネル範囲を使用して、複数のチャンネルを指定します。チャンネルリストには、区切られた複数のチャンネル名をカンマ (,)で区切って指定します (例: チャンネル0と2を指定するには 0,2 と指定します)。チャンネルを範囲で指定するには、小さいチャンネル番号の後にハイフン (-) またはコロン (:) を入力し、その後に大きいチャンネル番号を入力します (例: チャンネル0、1、2を指定するには 0-2 と指定します)。

読み取るサンプル数
フェッチするサンプル数を指定します。
デバイスメモリ内のサンプル数より大きい値を読み取るサンプル数で指定した場合、NI-HSDIOは最大時間 (ミリ秒)が経過した後に集録されたサンプルを返します。このパラメータを-1に設定すると、「niHSDIO集録サイズを構成」ノードで指定したサンプル数/レコードが集録されます。

最大時間 (ms)
NI-HSDIOがタイムアウトエラーを返す前に、ノードの処理を行うための最大時間 (ミリ秒) です。
-1に設定した場合、ノードはタイムアウトエラーになりません。このパラメータを0に設定すると、ノードは最大で読み取るサンプル数で指定する数のサンプルを即座に返します。
読み取るサンプル数がデバイスメモリ内のサンプル数より多く、すべての有効サンプルがタイムアウト前に集録された場合、NI-HSDIOは有効なサンプルを返します。
Default value: 10000

フェッチするレコード
オンボードメモリからフェッチするレコードを指定するパラメータです。

エラー入力

セッション出力
以降のすべてのノード呼び出しにおいて、セッションを認識するために使用するハンドルです。
セッション出力パラメータは、「集録セッションを初期化」ノードまたは「生成セッションを初期化」ノードから取得できます。

データ
集録した波形が返されます。

読み取られたサンプル数
正常に集録され、データに転送されたサンプル数です。