DC/ACカプリング
- 更新日2023-07-12
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DC/ACカプリング
DMMでAC電圧を測定するには、次の2つのモードが使用できます。
- AC電圧
- AC電圧DCカプリング
メモ NI 4065でAC電圧測定に使用できるのは、AC電圧モードのみです。
AC電圧モード
AC電圧モードでは、デジタル化の前に、カプリングコンデンサを使用してDCオフセットが除去されます。カプリングコンデンサは大きなDCオフセットをデジタル化する前にブロックする必要がある場合に使用します。DC電源でのリプルなど、大きなDCオフセットが存在する場合のAC電圧測定には、AC電圧モードを使用してください。
AC電圧DCカプリングモード
DMMで使用されるrmsアルゴリズムは、測定中の信号のどのDC成分の影響も受けません。そのため、AC電源および音響信号など大きなDC成分のないアプリケーションでは、DC信号成分をブロックするためのACカプリングコンデンサがDMMに必要でない場合もあります。このコンデンサは「AC電圧DCカプリング」モードを使用することでバイパスすることができます。このモードには入力カプリングコンデンサに関連する長い時定数がないため、大変短い整定時間しか必要としません。
AC電流測定におけるDCカプリング
AC電流測定は常にDCカプリングを使用するため整定時間は短くなりますが、信号のDC成分が選択したレンジの制限を超えた場合、過負荷になる場合があります。