niDMM外部キャリブレーションを初期化
- 更新日2025-04-18
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キャリブレーションパスワードが有効な場合、次の動作を実行します。
-計測器デスクリプタパラメータで指定したデバイスに対して外部キャリブレーションセッションを作成します。
- デバイスをリセットし、EEPROMを新規キャリブレーション係数用に準備します。
- すべてのキャリブレーション調整および調整後の検証ステップにおいて、計測器の識別に使用するViSessionハンドルを返します。
このVIを使用する前に、デバイスのキャリブレーション手順を参照してください。このVIは、デバイスに対して初めて呼び出された際に新規セッションを作成します。
同一リソースでこのVIを呼び出すと、エラーが返されます。このVIを使用して取得したセッションを閉じるには「niDMM外部キャリブレーションを閉じる」を使用します。

入力/出力
![]() キャリブレーションパスワードには、外部キャリブレーション機能を有効にするために必要なパスワードを指定します。最大パスワード文字列長は8文字です (終端文字は含まない) 。デフォルトパスワードは「NI」です (括弧を除く)。 ![]() 計測器デスクリプタには、初期化するデバイスのリソース名が含まれます。 リソース名は、Measurement & Automation Explorer (MAX) で割り当てられます。MAXでのDMMの構成およびテストの詳細については、 関連ドキュメントの『NI デジタルマルチメータスタートアップガイド』を参照してください。有効な構文は次のとおりです。
注意 論理名や仮想名など、すべての計測器デスクリプタのIVI名は、大文字小文字を区別します。論理名、ドライバセッション名、または仮想名をプログラムで使用する場合、使用する名前はIVI Configuration Storeファイルの名前と完全に一致する必要があり、大文字小文字も同じでなくてはなりません。
![]() DO NOT EDIT HERE. Sourced by VI XML in //Measurements/DMM/niDmmComponents/nidmmDocs/. ![]() 計測器ハンドル出力は、後に続くすべての計測器ドライバVIの呼び出しに使用するための計測器ハンドルを返します。 ![]() エラー出力にはエラー情報が含まれます。エラー入力がこのVIの実行前に発生したエラーを表す場合には、エラー出力にも同じエラー情報が格納されます。そうでない場合は、このVIによるエラーのステータスを説明します。フロントパネルのエラー出力表示器を右クリックし、ショートカットメニューからエラーの説明を選択すると、エラーの詳細が表示されます。 |
詳細
キャリブレーションセッションを開いた後、デバイスが適切に調整されるまで、このセッションを使用して有効な測定を行うことはできません。調整期間が完了すると、このセッションを使用して新しいキャリブレーション定数を検証することができます。検証後、niDMM外部キャリブレーションを閉じるの動作パラメータを指定することで、新しいキャリブレーション定数を保存するか、以前のキャリブレーション定数に戻すかを選択できます。
外部キャリブレーション中に停電やシステムクラッシュなどの致命的エラーが発生した場合、「niDMM最後の外部キャリブレーション定数に戻す」を呼び出すことでデバイスを使用可能な状態に戻すことができます。