NI-DCPowerには、NI-DCPower API内のほとんどのプロパティと属性を設定することができる上位レベルのVIと関数が含まれています。

プロパティおよび属性の中には、上位レベルVIおよび関数からアクセスできないものがあります。これらのプロパティ値および属性値は、適切なプロパティまたは属性を使用して設定する必要があります。

LabVIEWでのプロパティへのアクセス

LabVIEWでは、NI-DCPowerプロパティノードからプロパティにアクセスします。LabVIEWでプロパティにアクセスするには、以下の手順に従ってください。

  1. VIを開きます。
  2. ブロックダイアグラムでNI-DCPowerパレットに移動します。
  3. ブロックダイアグラムにプロパティノードアイコンを追加します。
  4. プロパティノードを左クリックし、使用するプロパティを選択します。
  5. 別のプロパティを追加するには、プロパティノードのサイズを変更します。プロパティノードのサイズを変更するには、サイズ変更ハンドルをノードの上部または下部にドラッグしてからマウスボタンを放します。

アクティブチャンネルを使用する場合

アクティブチャンネルプロパティは、チャンネルベースのプロパティが適用されるチャンネルです。アクティブチャンネルは、プロパティノードの最初に表示されます。

以下のいずれかの場合にアクティブチャンネルを渡す必要があります。

  • マルチチャンネルセッションで、チャンネルを互いに異なる方法で構成する場合。
  • マルチチャンネルセッションで、複数のチャンネルが、チャンネルによってプロパティの値が異なる可能性があるプロパティを読み取る場合。
  • チャンネルが複数の物理計測器にまたがるマルチチャンネルセッションで、計測器ベースのプロパティを読み取る場合。この場合は、アクティブチャンネルにチャンネル名ではなく、計測器名を渡します。

以下のいずれかの場合は、アクティブチャンネルを渡す必要がないか、空の文字列を渡すことができます。

  • 使用しているプロパティがチャンネルベースでも計測器ベースでもない場合
  • セッションに含まれているチャンネルが1つだけの場合
  • マルチチャンネルセッションのすべてのチャンネルを同じ構成にする場合
  • すべてのチャンネルでプロパティ値が同じであるときにすべてのチャンネルからプロパティを読み取るか、計測器ベースのプロパティからプロパティを読み取りたい場合

属性にアクセスする

CおよびVisual Basic 6.0では、「Get Attribute」関数および「Set Attribute」関数を使用して属性にアクセスします。NI-DCPowerでサポートされているデータタイプごとに「Get Attribute」関数と「Set Attribute」関数があります。