niDCPower Initialize With Independent Channels VI

オプション文字列には、セッションにおける特定のプロパティの初期値を指定します。

オプション文字列の構文は、割り当てられた値 (1はTRUE、0はFALSE) のプロパティを示します。以下に例を示します。

Simulate=0, DriverSetup=Model:<型番>; BoardType:<バスコネクタ>

複数計測器セッションをシミュレートするには、Simulateを1に設定し、DriverSetupに複数の計測器を指定します。以下に例を示します。

Simulate=1, DriverSetup=ResourceName:<計測器名>; Model:<型番>; BoardType:<バスコネクタ> & ResourceName:<リソース名>; Model:<型番>; BoardType:<バスコネクタ>

すべてのプロパティに対して値を指定する必要はありません。プロパティに値を指定しない場合、デフォルト値が使用されます。

デバイスのシミュレーションについては、『NI DC電源およびSMUヘルプ』の 計測器をシミュレーションするを参照してください。

リソース名は、セッションで使用するNI-DCPowerリソースを指定します。NI-DCPowerリソースとしては、Measurement＆Automation Explorer (MAX) によって割り当てられた計測器と初期化するチャンネルが使用できます。計測器とチャンネルは、PXI1Slot3/0,PXI1Slot3/2-3,PXI1Slot4/2-3 または PXI1Slot3/0,PXI1Slot3/2:3、PXI1Slot4/2:3という形式で指定します。PXI1Slot3とPXI1Slot4は計測器リソース名で、0、2、3はチャンネルです。

チャンネルを指定しないと、計測器のすべてのチャンネルがセッションに含まれます。

リセット (FALSE)は、初期化時にチャンネルをリセットするかどうかを指定します。デフォルト値はFALSEです。

新規セッションの作成時にチャンネルを既知の起動状態に設定するには、リセットをTRUEに設定します。また、セッションを初期化したすぐ後に「niDCPowerリセット (チャンネル指定)」VIを使用しても同じ動作を行うことができます。

セッションを開いてチャンネルの状態を、過渡的な出力状態を経由させずに既存の構成のまま保持するには、リセットをFALSEに設定します。次に、チャンネルを前のセッションと同じように構成し、必要な設定のみを変更し、「niDCPower開始 (チャンネル指定)」VIを呼び出して両方の設定を書き込みます。

エラー入力は、このノードの実行前に発生したエラー状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

計測器ハンドル出力は、後に続くすべてのNI-DCPower VI呼び出しでセッションを識別するためのハンドルを渡します。

エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。