niDCPower複数の値をフェッチ
- 更新日2025-07-07
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以前に集録したniDCPowerのバッファに保管されている電圧測定の配列、電流測定の配列、コンプライアンス測定の配列を返します。
測定タイミングプロパティがオンデマンドに設定されている場合、このVIは使用できません。このVIを呼び出す前に、まず「niDCPower開始 (チャンネル指定)」を呼び出す必要があります。

入力/出力
![]() 計測器ハンドルは、計測器セッションを識別するためのものです。 ![]() チャンネル名は、データをフェッチするチャンネルを指定します。1度にフェッチできるのは1チャンネルからのみとなります。 PXI1Slot3/0という形式でチャンネルを指定します。PXI1Slot3は計測器リソース名で、0はチャンネルです。 ![]() カウント (1)には、フェッチする測定数を指定します。 ![]() タイムアウト (1.0)には、このVIの完了までの制限時間 (秒) を指定します。VIがこの時間内に終了しない場合、NI-DCPowerはエラーを返します。 メモ タイムアウト間隔を設定するときは、トリガに要する時間も考慮してアプリケーションの実行に十分な長さのタイムアウト時間にします。
![]() エラー入力は、このノードの実行前に発生したエラー状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。 ![]() 実際のカウントは、指定されたチャンネルから実際に取得した測定値の数を示します。 ![]() 計測器ハンドル出力は、後に続くすべてのNI-DCPower VI呼び出しでセッションを識別するためのハンドルを渡します。 ![]() 電圧測定は、電圧測定値の配列を返します。 ![]() 電流測定は、電流測定値の配列を返します。この配列の測定値は、チャンネル名で指定されたチャンネルと同じ順番で返されます。 ![]() コンプライアンスは、測定が行われたときの出力がコンプライアンス内であるかどうかを示すブール配列を返します。 ![]() エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
詳細
LCR測定時の動作
上級シーケンス中に計測器モードを変更する場合など、特定の場合にこのVIを呼び出すと、LCR固有の測定値がバッファに存在している場合があります。LCR測定値がバッファに存在している場合、このVIは、使用可能な電圧および電流測定値のDC部分を返し、LCR固有の測定値を破棄します。