重複カウント防止
- 更新日2025-12-03
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低速または非周期的な外部ソースを使用するアプリケーションでは、カウンタから確実に正しいデータが返されるように重複カウント防止 (または同期カウントモード) 機能を使用することができます。重複カウント防止は、周波数や周期などを測定するあらゆるカウンタアプリケーションに適用されます。このようなアプリケーションでは、カウンタはGate信号の立ち上がりエッジ間で発生する外部Sourceのパルス回数を保存する必要があります。
正常に動作するアプリケーションの例 (重複カウントなし)
以下の図は、Sourceとして外部信号を使用するバッファを使用した周期測定を示します。
Gateの最初の立ち上がりエッジで、現在のカウントである7が保存されます。Gateの次の立ち上がりエッジで、カウンタは2を保存します。これは、Gateの前回の立ち上がりエッジの後にSourceでパルスが2回発生したためです。
カウンタはGate信号をSource信号と同期化またはサンプリングします。このため、カウンタは次のSourceパルスまでGateで立ち上がりエッジを検出しません。この例では、カウンタはGateの立ち上がりエッジの後に発生する最初のSourceの立ち上がりエッジでバッファに値を保存します。
不正に動作するアプリケーションの例 (重複カウント)
以下の図では、最初のGateの立ち上がりエッジ後に、Sourceパルスは一切発生しません。このため、カウンタは正しいデータをバッファに書き込みません。
重複カウントを防止するアプリケーションの例
重複カウント防止を有効にすると、カウンタはSourceとGateの両方の信号を最大タイムベースに同期します。タイムベースに同期化することにより、Sourceにパルスが発生しなくてもカウンタがGateのエッジを検出できるようになります。これにより、SourceエッジがGate信号間で発生しなくても、現在の正しいカウントはバッファに保存されます。以下の例を参照してください。
カウンタは、長いSourceパルスに対しても、一度だけ増分します。
通常、カウンタ値とCounter n Internal Output信号はSource信号に同期して変化します。重複カウント防止では、カウンタ値とCounter n Internal Output信号は最大タイムベースに同期して変化します。
重複カウント防止を使用する条件
- カウンタ測定を実行している
- 外部信号 (PFI x など) をカウンタSourceとして使用している
- 外部Sourceの周波数が最大タイムベースの25%以下である
- 最大タイムベースと同期して変化するカウンタ値と出力を使用できる
上記の条件を満たさない場合は、重複カウント防止を 使用しないでください 。
NI-DAQmxで重複カウント防止を有効/無効にする
NI-DAQmxでは、以下の場合を除き、重複カウント防止機能がデフォルトで有効になっています。
- 入力端子がオンボードタイムベースである場合。
- プリスケールが有効になっている場合。
- タイミングタイプがオンデマンドである場合。
- アプリケーションでカウンタ出力イベント.出力端子属性/プロパティが使用されている場合。
NI-DAQmxの重複カウント防止機能は、カウンタ入力.重複カウント防止属性/プロパティで有効/無効を切り替えることができます。