PXI Rシリーズデバイス用にトリガラインを予約する
- 更新日2023-02-21
- 4分で読める
NIでは、NI PXI Rシリーズデバイスが使用するトリガラインを予約することを推奨します。2つのPXIデバイスが異なるアプリケーションから同じトリガラインを駆動しようとした場合、また複数のPXIデバイスが連動するようプログラミングされていない場合は、アプリケーションは動作しません。場合によっては他社製PXIデバイスが破損する可能性もあります。トリガラインを予約するには、Measurement & Automation Explorer (MAX) またはホストVIを使用します。
MAXでトリガラインを予約する
FPGA VIを対話的にダウンロードして実行する場合は、MAXでPXIトリガを構成してください。PXIシャーシの電源がリセットされた後も、MAXはRシリーズデバイスのトリガの予約を保持します。
LabVIEW FPGAホストVIでトリガラインを予約する
FPGA VIをプログラム的にダウンロードして実行する場合は、ホストVIでトリガラインを予約します。トリガを予約したり、トリガの予約を解除するには、「メソッドを呼び出し」関数を使用します。FPGA VIリファレンスを閉じると、Rシリーズデバイスのトリガ予約は自動的に解除されます。この場合、トリガを予約するにはホストVIを再実行する必要があります。
トリガラインを予約する
PXI Rシリーズデバイス用にトリガラインを予約するには、以下の手順に従ってください。
- ブロックダイアグラムに「FPGA VIリファレンスを開く」関数を配置して、FPGAデバイスとFPGA VI用に構成します。
- ブロックダイアグラムに「メソッドを呼び出し」関数を配置します。
- 「FPGA VIリファレンスを開く」関数のFPGA VIリファレンス出力を、「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス入力パラメータに配線します。
- 「FPGA VIリファレンス」関数のエラー出力を、「メソッドを呼び出し」関数のエラー入力に配線します。
- 「メソッドを呼び出し」関数をクリックし、ショートカットメニューからPXIトリガを予約を選択します。
- トリガ入力を右クリックして、作成→定数を選択します。トリガを選択するための列挙定数が作成されます。
複数のトリガラインを予約するには、予約する各トリガラインに対して手順2~6を繰り返し、既存の「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス出力を、後続の「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス入力に配線します。
トリガラインの予約を解除する
PXI Rシリーズデバイスのトリガラインの予約を解除するには、以下の手順に従ってください。
- ブロックダイアグラムに「FPGA VIリファレンスを開く」関数を配置して、FPGAデバイスとFPGA VI用に構成します。
- ブロックダイアグラムに「メソッドを呼び出し」関数を配置します。
- 「FPGA VIリファレンスを開く」関数のFPGA VIリファレンス出力を、「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス入力パラメータに配線します。
- 「FPGA VIリファレンス」関数のエラー出力を、「メソッドを呼び出し」関数のエラー入力に配線します。
- 「メソッドを呼び出し」関数をクリックし、ショートカットメニューからPXIトリガを予約解除を選択します。
- トリガ入力を右クリックして、作成→定数を選択します。トリガを選択するための列挙定数が作成されます。
複数のトリガラインの予約を解除するには、予約解除する各トリガラインに対して手順2~6を繰り返し、既存の「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス出力を、後続の「メソッドを呼び出し」関数のFPGA VIリファレンス入力に配線します。