カテゴリ リストから Real-Time FIFO を選択します。 シェア変数プロパティ ダイアログボックスをクリックしてこのページを表示します。

このページを使用して、シェア変数のリアルタイム機能を有効にし、構成します。

このページには以下のコンポーネントがあります。

オプション 説明
RT FIFOを有効 単一プロセスまたはネットワークで共有されたタイプのシェア変数に対して、Real-Time FIFOを有効にします。

ネットワーク共有シェア変数のネットワークバッファを有効にしてReal-Time FIFOを使用する場合、確実にデータを書き込むためにはネットワークバッファが1つのFIFO要素と同等の大きさである必要があります。ネットワークバッファがFIFO要素よりも小さいと、ネットワークバッファがオーバーフロー状態となりネットワークでデータが転送されません。

波形データタイプのシェア変数でReal-Time FIFOを有効にすると、波形のバリアント要素はサイズが可変でありReal-Time FIFOと互換性がないため、転送されません。

  • FIFOタイプ―使用するFIFO構成のタイプを指定します。シェア変数に配列データタイプが含まれている場合は、配列要素数を指定する必要があります。シェア変数に波形データタイプが含まれている場合、各波形につきポイントの数を指定する必要があります。波形データタイプの配列を選択する場合、各配列につき波形の数と各波形につきポイントの数を指定する必要があります。ジッタを発生させる原因となり得るメモリの割り当てを避けるために、必要となる要素と波形ポイント、またはそのどちらかの正確な数を指定する必要があります。
  • 単一要素 ( Single Element)―単一要素のFIFOバッファを指定します。
  • 複数要素―複数要素を持つFIFOバッファを指定します。このオプションを選択する場合、使用するFIFOの数も指定する必要があります。
  • ネットワークバッファ構成を使用―のバッファ を使用 セクションで指定した構成を使用します。 ネットワーク ページでFIFOのサイズと要素を構成します。このオプションは、ネットワークバッファを有効にした場合のみ使用できます。

バッファのオーバーフローによるデータ損失を防止するために、ネットワークバッファとReal-Time FIFOバッファの両方を使用することをお勧めします。バッファの構成がシェア変数のパフォーマンスに与える影響については、ナショナルインスツルメンツのWebサイトを参照してください。

メモ RT FIFOは、クラスタ、文字列、およびバリアントなどの可変サイズのデータタイプをサポートしていません。Real-Time FIFOを使用して波形データを転送すると、波形のバリアント要素は転送されません。これは、バリアントはサイズが可変であり、Real-Time FIFOと互換性がないためです。