アプリケーションビルダの機能強化
- 更新日2025-08-27
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LabVIEW 2019には、LabVIEWアプリケーションビルダとビルド仕様の拡張機能が含まれており、NI パッケージマネージャを介してLabVIEWアプリケーションを配布することができます。
(Windows) アプリケーションをパッケージインストーラとして配布する
パッケージインストーラ (.exe) を作成すると、NI パッケージマネージャを介してクライアントにアプリケーションを配布できます。パッケージインストーラには、クライアントがネットワークアクセスなしでもパッケージをインストールできるように、すべてのパッケージ依存項目が含まれています。
パッケージインストーラを作成するには、ビルド仕様を右クリックし、を選択し、パッケージプロパティダイアログボックスのパッケージインストーラページでパッケージインストーラを作成するを選択します。
NIパッケージをフィードにパブリッシュする
NIパッケージをフィードにパブリッシュすると、クライアントは、そのフィードをサブスクライブして更新通知を受信し、ネットワーク経由でNIパッケージをインストールできます。
フィードとは、含まれているパッケージに関する情報が記載されたマニフェストが含まれているパッケージファイルの集合です。相互に依存関係のある複数のパッケージを配布する場合、NIではフィードを使用することを推奨しています。フィードを使用すると、エンドユーザのアクセスを目的としたすべてのNIパッケージをホストおよび維持する単一の場所を作成できます。
LabVIEW 2019では、「パッケージプロパティ」ダイアログボックスのフィードページにある以下のオプションを使用して、NIパッケージをローカルフィードに追加するか、SystemLinkフィードにパブリッシュできます。
- フィードに追加―フィードにNIパッケージを追加します。クライアントは、NI パッケージマネージャを使用してフィードをサブスクライブし、パッケージをインストールします。
- SystemLinkフィードにパブリッシュする―LabVIEWで作成したNIパッケージをSystemLinkサーバ上のフィードにパブリッシュします。クライアントは、SystemLinkでNIパッケージを検索してインストールできます。
アプリケーションビルダのその他の改善点
「パッケージプロパティ」ダイアログボックスのパッケージ属性ページがパッケージと名前変更されました。パッケージページに以下のオプションが新たに追加されました。
- NI証明書パッケージを含める―クライアントがNI パッケージマネージャでアプリケーションをインストールする際に、NI証明書パッケージ (ni-certificates) を推奨される依存項目として含めることを指定します。
- ランタイム展開パッケージリストに表示する―フィルタオプションでランタイム展開パッケージのみを選択した場合に、依存項目ページの関連パッケージリストにパッケージを表示することを指定します。
- 製品によりフィルタした場合にNI パッケージマネージャに表示する―NI パッケージマネージャで製品のみを選択してパッケージをフィルタ処理した場合に、このパッケージを表示することを指定します。作成するパッケージが、NI パッケージマネージャの製品を参照セクションに表示したい製品である場合は、このオプションを有効にします。