パート1: OPC UAサーバを作成する (OPC UAツールキット)
- 更新日2023-02-21
- 11分で読める
OPC UAサーバVIを使用して、OPC UAクライアントと通信するOPC UAサーバアプリケーションを作成します。このチュートリアルのパート1では、以下のタスクを完了します。
- 非セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成する
- セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成する
- 非セキュア接続とセキュア接続の両方をサポートするOPC UAサーバを作成する
非セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成する
使用するオブジェクト
以下のオブジェクトを使用して、非セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成します。
解決方法
以下のブロックダイアグラムを作成して、非セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを追加します。

以下のリストには、前のダイアグラムについての重要な情報が記載されています。
![]() | 「作成」VIのサーバエンドポイントURL出力は、OPC UAサーバの固有の識別子を返します。 |
![]() | (推奨) WhileループはVIの連続実行を有効にします。OPC UAサーバにバックグラウンドサービスがないため、VIの停止時にLabVIEWはOPC UAサーバを破棄します。そのため、サンプルVIの連続実行を有効にしてOPC UAサーバの破棄を回避するために、Whileループ、イベントストラクチャ、または遅延時間などのストラクチャを作成できます。 |
![]() | 「閉じる」VIを使用してOPC UAサーバを閉じて破棄する前に、「停止」VIを使用してOPC UAサーバを停止します。 |
セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成する
使用するオブジェクト
以下のオブジェクトを使用して、セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを作成します。
「作成」VI | 「すべての信頼されたクライアントをクリア」VI | 「信頼されたクライアントを追加」VI | 「開始」VI | 「停止」VI | 「閉じる」VI | ||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
解決方法
以下のブロックダイアグラムを作成して、セキュア接続のみをサポートするOPC UAサーバを追加します。

以下のリストには、前のダイアグラムについての重要な情報が記載されています。
![]() | 「作成」VIのサポートされているセキュリティポリシー定数は、OPC UAサーバがサポートするメッセージモードおよびセキュリティポリシーを指定します。OPC UAクライアントがOPC UAサーバへの非セキュア接続を確立することを避けるには、NoneをFALSEに設定する必要があります。OPC UAクライアントとOPC UAサーバ間にセキュア接続を確立するには、1つまたは複数のメッセージモードおよびセキュリティポリシーを選択する必要があります。 | ||
![]() | 「作成」VIのサーバ証明書ファイル制御器は、パブリックキーのパスまたは名前を指定します。
|
||
![]() | (オプション) 「すべての信頼されたクライアントをクリア」VIは、OPC UAサーバが信頼するOPC UAクライアント証明書をクリアします。OPC UAサーバを起動後は、OPC UAサーバを停止するまで信頼されたクライアント証明書をクリアすることはできません。 | ||
![]() | 「信頼されたクライアントを追加」VIは、信頼されたOPC UAクライアント証明書をOPC UAサーバに追加します。OPC UAサーバを起動後は、OPC UAサーバを停止するまで信頼されたクライアント証明書を追加することはできません。「信頼されたクライアントを追加」VIの信頼されたクライアント証明書制御器は、OPC UAサーバが信頼する証明書のファイルパスを指定します。信頼されたクライアント証明書をOPC UAクライアントマシンからOPC UAサーバマシンに手動でコピーした後に、信頼されたクライアント証明書にパスを入力する必要があります。 |
非セキュア接続とセキュア接続の両方をサポートするOPC UAサーバを作成する
使用するオブジェクト
以下のオブジェクトを使用して、非セキュア接続とセキュア接続の両方をサポートするOPC UAサーバを作成します。
「作成」VI | 「すべての信頼されたクライアントをクリア」VI | 「信頼されたクライアントを追加」VI | 「開始」VI | 「停止」VI | 「閉じる」VI | ||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
解決方法
以下のブロックダイアグラムを作成して、非セキュア接続とセキュア接続の両方をサポートするOPC UAサーバを追加します。

以下のリストには、前のダイアグラムについての重要な情報が記載されています。
![]() | 「作成」VIのサポートされているセキュリティポリシー定数は、OPC UAサーバがサポートするメッセージモードおよびセキュリティポリシーを指定します。OPC UAクライアントとOPC UAサーバ間で非セキュア接続を確立するには、NoneをTRUEに設定する必要があります。OPC UAクライアントとOPC UAサーバ間にセキュア接続を確立するには、1つまたは複数のメッセージモードおよびセキュリティポリシーを選択する必要があります。 | ||
![]() | 「作成」VIのサーバ証明書ファイル制御器は、パブリックキーのパスまたは名前を指定します。
| ||
![]() | (オプション) 「すべての信頼されたクライアントをクリア」VIは、OPC UAサーバが信頼するOPC UAクライアント証明書をクリアします。OPC UAサーバを起動後は、OPC UAサーバを停止するまで信頼されたクライアント証明書をクリアすることはできません。 | ||
![]() | 「信頼されたクライアントを追加」VIは、信頼されたOPC UAクライアント証明書をOPC UAサーバに追加します。OPC UAサーバを起動後は、OPC UAサーバを停止するまで信頼されたクライアント証明書を追加することはできません。「信頼されたクライアントを追加」VIの信頼されたクライアント証明書制御器は、OPC UAサーバが信頼する証明書のファイルパスを指定します。信頼されたクライアント証明書をOPC UAクライアントマシンからOPC UAサーバマシンに手動でコピーした後に、信頼されたクライアント証明書にパスを入力する必要があります。 |
![]() |
前へ OPC UAサーバとOPC UAクライアントを作成する |
次へ OPC UAサーバを使用する |
![]() |