選択した多態性インスタンスと関連付けられているチューニング方法を使用してオートチューニングを実装します。このVIは、指定した刺激信号応答信号に基づいてPIDパラメータを生成します。チューニングするシステムに関する十分な情報がない場合に、このVIを使用して最初のパラメータを生成できます。使用する多態性インスタンスを手動で選択する必要があります。

メモ このインスタンスは、コーヘン・クーンチューニング法を使用します。


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入力/出力

  • cu16.png コントローラタイプ

    コントローラタイプには、PIDゲインとして返すパラメータを指定します。

    0P― (デフォルト) 比例パラメータだけを返すように指定します。
    1PI―比例パラメータと積分パラメータを返すように指定します。
    2PID―比例、積分、微分パラメータを返すように指定します。
  • c1ddbl.png 刺激信号

    刺激信号には、刺激信号を表す配列を指定します。

  • c1ddbl.png 応答信号

    応答信号には、応答信号を表す配列を指定します。

  • cbool.png 閉ループ?

    閉ループ?には、システムが閉ループかどうかを指定します。閉ループ?をTRUEに設定した場合、このVIは、入力信号から判定した閉ループ値に基づいて開ループパラメータ値を推測します。

  • cdbl.png dt (s)

    dt (s) には、このVIが呼び出される間隔を秒数で指定します。dt (s) がゼロ以下の場合、このVIは分解能1ミリ秒の内蔵タイマーを使用します。デフォルトは 0 です。

  • cdbl.png コントローラゲイン (K)

    コントローラゲイン (K) には、コントローラゲインの初期値を指定します。この値は、PIDゲイン積分時間 (Ti, min) コンポーネントを計算するために使用されます。デフォルトは 0 です。

  • idbl.png 刺激オフセット

    刺激オフセットは、プラントの計算された刺激オフセットを返します。

  • idbl.png 応答オフセット

    応答オフセットは、プラントの計算された応答オフセットを返します。

  • inclst.png PIDゲイン

    PIDゲインは、プラントの計算されたPIDゲインを返します。

  • idbl.png 比例ゲイン (Kc)

    比例ゲイン (Kc) は、コントローラの比例ゲインを返します。

  • idbl.png 積分時間 (Ti, min)

    積分時間 (Ti, min) は、積分時間を分単位で返します。

  • idbl.png 微分時間 (Td, min)

    微分時間 (Td, min) は、微分時間を分単位で返します。

  • inclst.png プラントパラメータ

    プラントパラメータは、計算されたゲイン、時定数、プラントのデッドタイムを返します。

  • idbl.png プラントゲイン (K)

    プラントゲイン (K) は、計算されたプロセスゲイン (K) を返します。

  • idbl.png 時定数 (T)

    時定数 (T) は、時定数 (T) を秒数で返します。

  • idbl.png 無駄時間 (L)

    デッドタイム (L) は、デッドタイム (L) を秒数で返します。

  • サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\control\PID\Autotuning PID Offline.vi