このセクションでは、 ハードウェア構成ユーティリティでシステムとデバイスを管理する方法について説明します。

ハードウェア検出タイプ

システムぺーンには、システム内でデバイスがどのように接続されているかが表示されます。ハードウェア構成ユーティリティで使用できるさまざまな接続方法の詳細については、以下の表を参照してください。

ハードウェア検出タイプ アイコン 動作 サンプルプログラム

自動検出済み

  • ハードウェア構成ユーティリティは、デバイスを自動的に検出して、システムぺーンに追加します。
  • デバイスへの変更は、すぐにシステムぺーンに反映されます。
  • デバイスは、電源コードが外れたり、電源が切れたり、通信不可能になったりした場合、自動的にシステムぺーンから消えます。

ドライバによって認識され、システムぺーンに自動的に表示される、USBケーブルでコンピュータに接続されているデバイス。

手動で識別済み

  • デバイスはシステムぺーンに自動的に表示されることもありますが、手動での追加が必要になる場合もあります。ハードウェアを手動で追加するには、システムぺーンのツールバーでハードウェアを追加をクリックします。
  • デバイスへの変更はシステムぺーンに自動的に表示されます。変更が表示されない場合は、必要に応じて以下のいずれかの方法を使用してシステムぺーンに変更を表示できます。
    • システムぺーンのツールバーで更新ボタンをクリックします。
    • GPIBインタフェースを介して接続されているデバイスを再スキャンするには、システムぺーンでGPIBデバイスをクリックして選択し、GPIBポートの構成ペーン計測器を識別をクリックします。
  • 手動で識別されたデバイスを削除するには、システムぺーンのツールバーでハードウェアを削除をクリックします。通常、ネットワークデバイスは、ネットワーク上の別のユーザによって切断または予約されるとシステムぺーンに表示されなくなります。
ローカルネットワークを介してシステムに接続されているデバイス。
メモ これは、イーサネットやGPIBデバイスで必要とされる一般的な接続方法です。

ユーザ宣言済み

  • 手動で追加するまで、デバイスはシステムぺーンに表示されません。
  • デバイスへの変更は、デバイスのシステムぺーン表示には反映されません。変更は、ハードウェア構成ユーティリティで手動で指定する必要があります。
  • デバイスをシステムから取り外すには、システムぺーンのツールバーでハードウェアを削除をクリックしてデバイスを手動で削除する必要があります。

デバイスの1つに接続されている温度センサ。

メモ これは、アクセサリの一般的な接続方法です。
  • ハードウェア構成ユーティリティによって自動的に検出されないデバイスを追加する方法については、「ハードウェアを手動で追加する」を参照してください。
  • シミュレーションデバイスをシステムに追加する方法については、「システムハードウェアをシミュレーションする」を参照してください。

ハードウェアを手動で追加する

ハードウェア構成ユーティリティシステムぺーンに自動的に表示されないハードウェアデバイスを追加するには、以下の手順に従います。

始める前に、必要なすべてのケーブルがデバイスに接続されてデバイスが電源に接続され、電源が投入されていることを確認してください。システムぺーンのツールバーで更新ボタンをクリックしてもデバイスがシステムぺーンに表示されない場合は、以下の手順に従って手動で追加します。
  1. システムぺーンのツールバーでハードウェアを追加ボタンをクリックします。
  2. 以下のデバイスタイプから選択して、見つからないハードウェアデバイスを追加します。
    見つからないデバイスのタイプ必要な手順
    ローカルネットワークリソース 検出されたハードウェアタブのリストからリソースを選択し、追加をクリックします。
    既知のIPアドレスまたはホスト名を持つデバイス アドレス別にハードウェアを追加タブをクリックし、デバイスIPアドレスまたはホスト名を入力して、接続をクリックします。
  3. デバイスにログイン認証が必要な場合は、認証情報を入力します。

デバイスがシステムぺーンに追加されたことを確認します。デバイスドライバのインストールなどの特定の変更を有効にするには、ハードウェア構成ユーティリティの再起動が必要になる場合があります。

システムハードウェアをシミュレーションする

ハードウェア構成ユーティリティでシステムにシミュレーションハードウェアを追加できます。シミュレーションデバイスを、現在使用不可またはメンテナンス中のデバイスのプレースホルダ、あるいは後で取得してシステムに統合する予定のデバイスのプレースホルダとして使用します。

シミュレーションデバイスを追加する前に、そのデバイスに必要なドライバをインストールする必要があります。
  1. システムぺーンのツールバーでハードウェアを追加ボタンをクリックします。
  2. シミュレーションタブをクリックします。
  3. シミュレーションするデバイスをリストから選択します。フィルタを使用してデバイスを検索します。
    メモ 選択したデバイスをシステムに追加する前に、そのデバイスに必要なドライバをインストールする必要があります。必要なドライバの詳細がこのウィンドウに表示されます。
    メモ 一部のデバイスでは、シャーシなどの特定の親デバイスがシステム内に存在する必要があります。操作を続行するには、このデバイスがシステム内に存在することを確認してください。
  4. 接続先ドロップダウンを使用して、ハードウェアを追加するシステムを選択します。
  5. 追加をクリックして、シミュレーションデバイスを追加します。
    デバイスがシステムぺーンに表示され、デバイスシリアル番号にシミュレーションと表示されます。

リモートリアルタイムシステムを追加する

リモートRTシステムに接続するには、以下の手順に従ってください。

  1. ハードウェアを追加...をクリックします。
  2. 検出されたハードウェアのリストからリモートRTシステムを選択するか、アドレスで指定するタブをクリックし、ホスト名またはIPアドレスを使用して手動で追加します。
  3. (オプション) リモートRTシステムがパスワード保護されている場合、画面の指示に従って管理者の資格情報を入力します。
    メモ ソフトウェアを管理ディスクをフォーマットなどの操作では、パスワード認証が必要です。パスワード保護されたシステムを追加する場合にこの手順を省略すると、これらの操作を実行しようとしたときに、資格情報の入力を求められます。
    資格情報を入力すると、ユーザ名がシステムペーンのツールバーに表示されます。

このプロセスの詳細については、「ハードウェアを手動で追加する」を参照してください。

ハードウェア構成ユーティリティからリモートRTシステムを削除するには、システムペーンのツールバーにある削除ボタンをクリックします。

デバイス検出のトラブルシューティング

リモートシステム検出ウィザード

検出されなくなったハードウェアのトラブルシューティングを行うには、ハードウェアを追加をクリックし、トラブルシューティングをクリックします。

ダイアログの手順に従ってリモートシステムに接続してください。

その他のトラブルシューティング

ご使用のデバイスがオペレーティングシステムでサポートされていることを確認し、必要なドライバがインストールされていることを確認してください。詳細については、「NIハードウェア/ソフトウェアとOSの互換性」を参照してください。

ハードウェア構成ユーティリティで、ハードウェアを追加ボタンをクリックし、ウィンドウに表示されたデバイスを確認します。サポート外と表示されているデバイスは、ハードウェア構成ユーティリティでは、まだサポートされていません。
メモ サポートされていないデバイスは、Windowsでは、NI MAXを使用して構成することを推奨します。
Linuxでは、ターミナルに次のコマンドを入力することで、localhostがデバイスを検出するかどうかを確認できます。
 lsni -v 
このコマンドは、検出されたシステム構成APIエキスパート、および検出されたハードウェアリソース (リソースホスト名、プライマリエキスパート、モデル名、シリアル番号、IPアドレス (該当する場合)) を表示します。