管理者向け注意事項
- 更新日2023-04-06
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DIAdemをインストールする > 管理者向け注意事項
以下の注意事項は、コンピュータおよびネットワークの管理者を対象にしています。
DIAdemを初めてインストールし実行する際には、以下の領域にレジストリ登録が必要です。
HKEY_CLASSES_ROOT HKEY_CURRENT_USER HKEY_LOCAL_MACHINE HKEY_USERS
DIAdemを初めて起動するとき、または管理者アクセス権でDIAdemを起動するときには、レジストリの以下の領域が書き込み禁止になっていないことを確認してください。
レジストリ登録の詳細については、WindowsレジストリのDIAdemエントリーを参照してください。
コンポーネントの登録:
DIAdemを開始する度に、必要なコンポーネント(ActiveXコンポーネント、ATL-COMオブジェクト)がバージョンの競合を防ぐために再登録されます。この動作は、Windowsレジストリファイルに新しい変数を作成し、設定することによって制御できます。
登録ファイルのパスは次の通りです。
HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/National Instruments/DIAdem/x.xx
バージョン番号(x.xx)は、使用しているDIAdemバージョン(10.10など)によって異なります。
RegWriteAccessAllowと呼ばれる新しいDWORD値をこのキーの下に挿入できます。値を0に設定した場合、コンポーネントは登録されません。値を1に設定した場合、または値が存在しない場合、コンポーネントは登録されます。
必要なコンポーネントを登録しなかった場合や登録されているコンポーネントが必須コンポーネントではない場合、それらのコンポーネントは予測外の動作をします。
コンポーネントの登録に必要なアクセス権をお持ちでない場合には、次のように操作を行ってください。
必要なアクセス権を持つユーザ、たとえば管理者がDIAdemを起動します。これによりコンポーネントが登録されます。その後、管理者がRegWriteAccessAllowの値を0に設定します。
これで、登録権のないユーザがコンポーネントを使用できるようになりました。
ネットワーク上にDIAdemをインストールする場合は、PCネットワークでDIAdemを操作するを参照してください。
![]() | メモDIAdemの書き込み先フォルダに対するフルアクセス権限(特に書き込み、作成、および削除権限)が必要です。 |
ネットワークドライブの追加の防止とMy DataFinderの検索範囲としての共有フォルダの使用の防止
ネットワークドライブを追加したり、My DataFinderの検索範囲として共有フォルダを追加できないようにするには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\National Instruments\Common\DataFinderDesktopにあるレジストリファイルにて、変数disableNetDrivesに値1(DWORD)を割り当ててください。
ネットワークオペレーションについての追加情報
DIAdemを複数のワークステーションで使用できるようにするには、DIAdemを各ワークステーションに個別にインストールする必要があります。ライセンスは中央ライセンスサーバー上で管理できます。スタート→プログラム→National Instruments→NI License Managerをクリックして、NI License Managerを起動します。アシスタンスが表示されます。
DIAdemをネットワークドライブにインストールしないでください。その場合、DIAdemフォルダがネットワーク上のすべてのユーザに対して読み取り専用であることを確認しなければならなくなります。そのほかにも、DIAdemによって作成される一時ファイルが原因で、他のユーザに問題が発生する可能性があります。ネットワークコンピュータ上では、書き込み権を使用してヘルプを起動しないでください。ただし、一時ファイルが生成された(*.gid;*.fts;*.ftg, *.001, *.~x~)場合には、一部のファイルに絶対パス入力が含まれていることがあるので、一時ファイルを削除する必要があります。
DIAdem PDF Export
DIAdem PDF Exportプリンタを削除した場合、プリンタを再構成するにはDIAdemプログラムのパスにあるDIAdemStart.exeを管理者として起動します。
![]() | メモ DIAdemのアンインストールプログラムではDIAdem PDF Exportプリンタは削除されません。 |
ユーザ定義のDIAdem構成
基本設定を保存したり、DIAdemの起動時にそれらの設定を有効化するには、DIAdemデスクトップファイルを使用します。デスクトップファイルの拡張子はdddです。パスやプログラム名が記載されたデスクトップファイル内の環境変数を使用することもできます。Begin_GPI-ExtensionからEnd_GPI-Extensionまでの領域、Begin_PathsからEnd_Pathsまでの領域、または.exeが含まれる領域などがこれに当たります。DIAdemでは、デスクトップファイルを読み込む際に環境変数を解釈し、デスクトップファイルを保存するときに変数を変数値で上書きします。以下に、環境変数DIAdemPathに対する、デスクトップファイルでの有効な構文例を示します。
Begin_Paths Library: '%DIAdemPath%\libr\data\'; End_Paths;
関連項目
DIAdemをインストールする | ソフトウェアのアクティブ化 | 管理者向け注意事項 | PCネットワークでDIAdemを操作する | DataFinder用のファイアウォールとネットワークアドレス変換ルータを構成する | Windowsレジストリ内のDIAdemエントリ | DIAdemのフォルダ構成