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2チャンネル FFT

  • 更新日2023-04-06
  • 5分で読める

このダイアログボックスは、1つまたは複数の信号ペアの高速フーリエ変換(FFT)を実行する場合に使用します。最初の信号は転送システムの入力信号となり、2番目の信号は転送システムの出力信号となります。

設定

  時間チャンネル 信号の時間値が含まれているデータチャンネルを指定します。データチャンネルの値は等間隔で単調増加である必要があります。
  入力チャンネル 伝達系の入力信号の振幅値が含まれているデータチャンネルを表示します。データチャンネルはNoValueを含んでいてはいけません。
  出力チャンネル 伝達系の出力信号の振幅値が含まれているデータチャンネルを表示します。データチャンネルはNoValueを含んでいてはいけません。
チャンネルを選択 1つまたは複数の振幅チャンネルを選択するためのリストが開きます。
  インデックスチャンネルを生成 インデックスチャンネルでFFTの回数をカウントするかどうかを指定します。このオプションは、複数のデータチャンネルまたは時間間隔のFFTを実行し、かつ振幅を平均しない場合にのみ使用できます。

窓関数

  窓タイプ 窓関数を指定します。
  窓関数のパラメータ パラメータ関連の窓関数のパラメータを指定します。
  チャンネル ユーザ定義の窓関数(ユーザウィンドウ)の値が含まれているデータチャンネルを指定します。
  振幅減衰修正 振幅に対する窓関数の減衰効果を修正するかどうか、および修正方法を指定します。

FFT関数

  コヒーレンス コヒーレンスを計算するかどうかを指定します。
  クロススペクトラム クロススペクトラム(2つのフーリエ変換の複素積)を計算するかどうかを指定します。
  位相 クロススペクトラムの位相スペクトルを計算するかどうかを指定します。
  伝達関数 フーリエ変換後の複素伝達関数の周波数応答を計算するかどうかを指定します。
  スペクトラム 伝達関数の計算モードを指定します。
  位相 伝達関数の位相スペクトラムを計算するかどうかを指定します。
  振幅 クロススペクトラムおよび伝達関数の振幅を計算するかどうかを指定します。
  振幅モード 振幅の種類を指定します。
  振幅平均 振幅を平均する方法を指定します。
  平均化モード 平均を振幅から計算するか、オートスペクトラムから計算するかを指定します。

インターバル

  入力するパラメータ ユーザが定義するパラメータと自動的に定義するパラメータを指定します。
  間隔の数 データチャンネルの解析インターバルの回数を指定します。
  間隔の長さ インターバルの長さを指定します。間隔の長さは2より大きくなければなりません
  始点 データチャンネルの解析開始行を指定します。
  オーバーラップ (%) インターバルの重なりをFFTデータ長のパーセンテージで指定します。
  NoValueの扱い NoValueを含むインターバルの処理方法を指定します。このパラメータを設定した場合、指定されたデータ長のインターバルが検索され、その窓のFFTが実行されます。Yチャンネルのみを指定した場合、FFTデータ長を自動的に指定しない場合、または時間チャンネルがNoValueを含んでいる場合はインターバルが検索されます。
このダイアログボックスで波形チャンネルを使用する場合は、波形チャンネルの計算ルール2.2に従ってください。周波数を含む結果チャンネルは除外されます。オプションのインデックスチャンネルを除くすべてのチャンネルは、x部分として周波数を含む波形チャンネルです。

結果

2つ以上の結果チャンネルが生成されます。最初の結果チャンネルには周波数が保存され、その他の結果チャンネルにはFFTパラメータで選択した関数値が保存されます。入力および出力チャンネルとして複数のデータチャンネルを選択した場合、ペア単位で評価が実行されます。

詳細については、フーリエ変換のヘルプページを参照してください。
数量ベースで計算する場合は、DIAdem ANALYSISツールバーの数量ベースの計算ボタンをクリックします。数量ベースの計算の実行時には、同じ計算で物理量の計算も実行できるかどうかが確認されます。物理量が適切でないために計算を実行できない場合は、エラーメッセージが表示されます。数量ベースの計算の条件および規則については、数量ベースおよび非数量ベースの計算に関するヘルプを参照してください。

スクリプト呼び出し

Call SUDDlgShow("Main", ResourceDrv & "AnaChnFFT2")

ChnFFT2

プロシージャ

測定信号を周波数領域で調査する

サンプル

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