LabVIEW 2016 - Windows用Readme

2016年6月


このファイルには、システム要件、インストール手順、Windows用LabVIEW 2016で修正された主なバグの一覧、および既知の問題など、Windows用LabVIEW 2016に関する重要な情報が記載されています。


LabVIEWについての最新情報は、NIのウェブサイトを参照してください。


モジュールやツールキットなど、LabVIEWのアドオンについてのReadmeファイルは、labview¥readmeディレクトリを参照してください。


システム要件

インストール手順

NIソフトウェアでのMicrosoft Windows 7、Windows Vista、Windows XP、およびWindows Server 2003のサポート

製品のセキュリティおよび重要な更新

LabVIEW 2016(64ビット)

既知の問題

バグの修正

ヘルプにアクセスする

LabVIEWヘルプへの追加事項

サンプルを検索する

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

法的情報


システム要件

LabVIEW 2016には以下の要件があります。


Windows ランタイムエンジン 開発環境
プロセッサ Pentium III/Celeron 866 MHz(または同等)以上(32ビット)
Pentium 4 G1(または同等)以上(64ビット)
Pentium 4M(または同等)以上(32ビット)
Pentium 4 G1(または同等)以上(64ビット)
RAM 256 MB 1 GB
画面解像度 1024 x 768ピクセル 1024 x 768ピクセル
オペレーティングシステム Windows 10/8.11/7 SP12
Windows Server 2012 R21
Windows Server 2008 R2 SP12
Windows 10/8.11/7 SP12
Windows Server 2012 R21
Windows Server 2008 R2 SP12
ディスク容量 620 MB 5 GB(NIデバイスドライバDVDのデフォルトメディアを含む)
カラーパレット なし LabVIEWおよび『LabVIEWヘルプ』には、16ビットカラーのグラフィックが含まれています。LabVIEWでは、16ビットカラー以上のカラーパレットの設定が必要です。
一時ファイルディレクトリ 該当なし LabVIEWは一時ファイルを保存するためにディレクトリを使用します。この一時ディレクトリ用に数メガバイトのディスク空き容量を確保することが推奨されます。
Adobe Reader 該当なし すべてのLabVIEWマニュアルのPDF版を検索するには、Adobe Readerがインストール済みである必要があります。
1 NIソフトウェアは、VC2015ランタイムおよび.NET 4.6.1をインストールします。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2でこれらをサポートするには、Microsoft更新が必要です。これらの更新のインストール方法については、Microsoft KB2919442およびKB2919355を参照してください。

2 NIソフトウェアは、SHA-256証明書により署名されています。Windows 7 SP1、Windows Embedded Standard 7 SP1、およびWindows Server 2008 R2 SP1でSHA-256をサポートするには、Microsoft更新が必要です。このセキュリティ更新のインストール方法については、Microsoft KB3033929を参照してください。

メモ  Windowsのゲストアカウントを使用してLabVIEWにアクセスできません。

インストール手順

LabVIEWを初めてインストールする際の手順、またはLabVIEWを旧バージョンからアップグレードする際の手順は、それぞれ以下のドキュメントに記載されています。


  • LabVIEWインストールガイド』―LabVIEW、モジュール、ツールキット、ドライバ、およびハードウェアのインストールに関する情報が記載されています。
  • 『LabVIEWアップグレードノート』―LabVIEWの新バージョンをインストールする前に既存のVIおよびプロジェクトを保護する方法、アップグレードと互換性に関する問題、LabVIEW 2016の新機能の全一覧が記載されています。

LabVIEWインストールガイド』と『LabVIEWアップグレードノート』には、ni.comまたはインストールメディアからアクセスできます。


メモ


  • Windows Updateが有効になっている場合、Microsoft Visual C++ 2015ランタイムのインストールがWindows Updateにより干渉され、インストールプロセスがハングすることがあります。この問題の詳細および解決法については、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「exjq43」と入力してください。
  • この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。

LabVIEW 2016 FPGAはMicrosoft Windows 7 RTM、Windows Vista、Windows XP、Windows Server 2003のサポートを終了

このリリースで、LabVIEWによるMicrosoft Windows 7 RTM(サービスパックなし)、Windows Vista、Windows XP、およびWindows Server 2003のサポートは終了します。LabVIEW 2016以降は、サポートされていないOSにインストールしたり、その上で実行したりすることはできません。サポートされていないOSに、LabVIEW 2016が使用されているアプリケーションをデプロイまたは配布することはできません。また、LabVIEW 2016がインストールされているコンピュータで作成されたインストーラは、サポートされていないOS上で実行されている、すべてのバージョンのLabVIEW、LabWindows™/CVI™、NI TestStand™、またはMeasurement Studioと一緒に使用できません。


2016年に変更されたOSサポートの詳細については、技術サポートデータベース79UC78LS(Why Does my LabVIEW, LabWindows/CVI, Measurement Studio, or TestStand Built Installer Fail on Windows XP/Vista and Server 2003?)を参照してください。


製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。


LabVIEW 2016(64ビット)

LabVIEW 2016(64ビット版)をWindows(64ビット版)で実行すると、32ビットのオペレーティングシステムまたは32ビットのアプリケーションよりも大きな容量のメモリを使用できます。LabVIEW 2016(64ビット)は英語でのみご利用いただけます。


サポートされているハードウェア

LabVIEW 2016(64ビット)と互換性のあるドライバの情報については、NIのウェブサイトを参照してください。GPIBデバイスでは、Windows用NI-488.2 2.6以降を使用する必要があります。LabVIEW 2016(64ビット)との互換性については、各ハードウェアのドキュメントを参照してください。


サポートされているモジュールおよびツールキット

LabVIEW 2016(64ビット)は、いくつかのモジュールおよびツールキットをサポートしています。以下のリストは、LabVIEWプラットフォームインストールメディアに含まれているモジュールおよびツールキットを比較したものです。


製品 LabVIEW 2016(32ビット) LabVIEW 2016(64ビット)
Advanced Signal Processingツールキット
Control Design and Simulationモジュール
1
Database Connectivityツールキット
DataFinderツールキット
Datalogging and Supervisory Controlモジュール
Desktop Execution Trace - Window用ツールキット
Digital Filter Designツールキット
FPGAモジュール
MathScript RTモジュール
2
Report Generationツールキット - Microsoft Office用
Real-Timeモジュール
Roboticsモジュール
SoftMotionモジュール
Statechartモジュール
Sound and Vibration Measurement Suite
Unit Test Frameworkツールキット
VI Analyzerツールキット
Vision Developmentモジュール
1 Control Design and Simulationモジュール(64ビット)は、システム同定VI、System Identification Assistant、およびControl Design Assistantをサポートしていません。

2 The MathScript RT Module(64ビット)は、MathScript RTモジュール関数のライブラリクラスをサポートしていません。

LabVIEW 2016(32ビット)でサポートされているモジュールおよびツールキットは、LabVIEWプラットフォームインストールメディアからインストールできます。LabVIEW 2016(64ビット)でサポートされているモジュールおよびツールキットをインストールするには、NIのウェブサイトのウェブダウンロードを参照するか、LabVIEW 2016(64ビット)インストールメディアを使用してください。LabVIEW 2016(64ビット)のコピーの入手方法については、NIのウェブサイトを参照してください。


32ビットおよび64ビットによるサポート、システム要件、インストール手順、およびアクティブ化の詳細については、各製品のReadmeを参照してください。上の表に記載されていない製品の情報については、それらの製品のユーザドキュメントを参照してください。


既知の問題

ソフトウェアとドキュメントの既知の問題のリストはオンラインで参照できます。LabVIEW 2016の既知の問題の最新リストについては、NIのウェブサイトを参照してください。


バグの修正

以下は、LabVIEW 2016で修正された一部の問題のIDとタイトルです。このリストは、LabVIEWの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。バグIDが分っている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。


ID Fixed Issue
333388 Incorrect highlight execution order with LVOOP property node
405304 Menu Item VIs can cause LabVIEW to crash
425622 Edit Events menu for Event Structures can delete the new event you are trying to create
434420 Leading zeros are not allowed in Numeric Case Selector values
463239 Resizing the front panel in an EXE and running Quit LabVIEW.vi causes an access violation
468139 .NET Callback Event VI keeps the Callback VI reserved even after calling a Close Reference VI is called
518954 Unconstrained Downhill Simplex ignores some stopping conditions
519216 LabVIEW crash when closing subVI Icon Editor that was opened from VI Hierarchy
526175 Spreadsheet String to Array VI crashes when an empty string is wired to delimeter input
530595 Not a Refnum Primitive returns incorrect value when evaluating a specific type of "Invalid Refnum"
533890 lvinput.dll crashes on Surface Pro 3
534553 Quit LabVIEW function closes VI if you choose cancel
539895 File Dialog Express VI alters error chain
544435 1-D Array Probe Display Window has issues with high resolutions
544526 Fatal Internal Error 0x89B93EF0: "drawmgr2.cpp" when running Mac application for extended time
544533 Scripting dynamic events on an event structure returns Error 1
544907 Delaunay Triangulation hangs on certain input data
546555 Error 1025 when creating Override VI for an already open parent class
547120 Incorrect VI dataflow when using an Error Wire with a parallelized For Loop
548355 Running a VI using the 'DataSocket Select URL.VI', navigating to a remote machine on the network, and browsing to the DataSocket Server Item can cause LabVIEW to crash
549429 DAbort 0x34E86741 ConvertNum called with non-numeric
554381 Sort items in the Choose Implementation class dialog alphabetically
555317 In rare cases Waveform Charts can show different sets of data when pulling from the same source
555758 Using the 'Unflatten From String Function' to unflatten an "invalid" string within LabVIEW x64 can cause the computer to become unresponsive
555788 Using "Fast File Format" to build an executable could result in error 2208 in some cases
555868 Using the Tree Control 'Drag Starting? Event' allows you to Delete the reference to the item you are dragging and can result in a LabVIEW crash
561615 In specific cases, building a LabVIEW executable with shared variables causes Error 1003 during the build
564219 Sometimes if RFmx continuously modifies the loading state of the UI thread, a race condition can occur and potentially cause a crash
564417 Special characters in Control names can cause Unit Tests to not recognize cluster elements in some cases
567369 LabVIEW crashes when getting the properties of a class containing a member VI with certain connector pane configurations.
569362 In cases of extreme load on a TCP server, LabVIEW can miss new connection notifications, causing a timeout
569793 Rare persistent Error 56 at TCP Read
570547 Bluetooth Read, Write, and Close primitives have TCP icon
571421 In certain cases, dynamically calling a VI containing a SubVI can cause a memory leak. The size of the memory leak scales with the size of the SubVI and its dependencies
571556 Showing Visible Items on Waveform Chart probe does not resize chart in the probe window
571713 Scripting a Value Change event for an IVI Logical Name control crashes LabVIEW
571935 Closing a project library containing a class with unsaved changes does not prompt for save
573160 The German, Chinese, and Japanese LabVIEW registry files have the incorrect LabVIEW version
573195 If applications called from SystemExec.vi crash, it can affect LabVIEW TCP communication
573539 In some cases, DNS name resolution in LabVIEW can block other TCP calls
574048 Error 8 when trying to create an actor under an unsaved library
575278 Error 1019 when creating a message, if the actor contains a never-before-saved method
578899 LabVIEW 64-bit Development Environment has the potential to crash while running certain RFmx examples
580210 Remote debugging sessions that involve packed project libraries can stop unexpectedly
580212 Remote debugging VIs that were built without front panels can close the session unexpectedly
581199 Unflatten From String throws error 74, does not update indicators
585229 LabVIEW packed project library can cause calling executable to break when rebuilt

ヘルプにアクセスする

LabVIEW 2016の詳細については、『LabVIEWヘルプ』を参照してください。『LabVIEWヘルプ』には、LabVIEWでヘルプ→LabVIEWヘルプを選択することでアクセスできます。


LabVIEWヘルプへの追加事項

以下の一覧は、『LabVIEWヘルプ』、『LabVIEWアップグレードノート』に記載されていないLabVIEWの変更点です。


  • LabVIEW 2016がインストールされているコンピュータでビルドされたインストーラは、たとえそのインストーラが旧バージョンのLabVIEWを使用してビルドされている場合でも、LabVIEW 2016がサポートしているオペレーティングシステム上でしか実行できません。LabVIEW 2016がサポートしているオペレーティングシステム上でだけでなく、旧バージョンのLabVIEWがサポートしているオペレーティングシステム上でも実行可能なインストーラをビルドするには、最初にLabVIEW 2016をアンインストールしてから旧バージョンのLabVIEWを再インストールする必要があります。

サンプルを検索する

LabVIEWからヘルプ→サンプルを検索を選択して、NIサンプルファインダを起動します。サンプルVIをアプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルから作成したVIにコピーして貼り付けたりすることができます。


NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。ただし、2012年8月リリース(NIインストーラのバージョン 3.1以降を使用した製品)以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。


インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。


NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比べて機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も統合されています。NIのWindows 10サポートについては、ni.com/windows10を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer(NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。Windows 8.1におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8を参照してください。



法的情報

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エンドユーザ使用許諾契約及び他社製品の法的注意事項


エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。


  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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374715F-0112