InstrumentStudio™複数計測まとめ操作する方法

InstrumentStudioでは、オシロスコープや波形発生器、DMMなど、様々な種類の計測器のソフトフロントパネル機能が1つに統合されています。そのため、たとえ複数の計測器を同時に使わなければならない場合でも、操作はいたってシンプルです。また、プロジェクトの保存や、種類の異なる計測器からの計測データの一括エクスポートが可能なため、これまで以上にPXI計測器をインタラクティブ(対話的)に使いこなせるようになります。

InstrumentStudioできること

InstrumentStudioでは、種類の異なる複数の計測器をまとめてインタラクティブに操作できます。計測データが表示されるグラフなどのレイアウトを自由にアレンジしたり、計測器に設定したいパラメータをプロジェクトに保存すれば、特定のデバイスをテストするために最適な操作環境をいつでも即座に呼び出せます。また、複数の計測器からの計測データのスクリーンショットをワンクリックで保存したり、計測した生のデータを計測器の設定情報を付加する形でエクスポートしたりすることもできます。

InstrumentStudio使用することメリット

構成をプロジェクトに保存

InstrumentStudioでは、画面のレイアウトや計測器のパラメータをプロジェクトファイルに保存できます。そのため、次に同様の計測を行いたい場合や、同じ計測を別のテストベンチで行いたい場合に、プロジェクトを再度開けば前回と同じ条件で計測を再開できるため、作業効率と計測の再現性・一貫性を向上できます。

データをエクスポート

計測した生のデータに、計測器の情報や計測器の設定内容などを付加したTDMS(テクニカルデータ管理ストリーミング)ファイルを簡単にエクスポートできるため、後からデータを参照する際に、計測当時の条件を漏らさず把握できます。また、TDMS形式のデータは、Microsoft ExcelやDIAdemで簡単に扱えます。

複数の計測器のスクリーンショットをキャプチャ

計測データが表示されたソフトフロントパネルのスクリーンショットを簡単に作成できます。PNGファイルとして保存することも、クリップボードに保存してレポートや電子メールに貼り付けることもできます。