CompactRIO System on Moduleとは

CompactRIO System on Module (SOM) は、高い性能と信頼性を必要とする産業用アプリケーションに適した、小型の柔軟な組込コンピュータです。ARMプロセッサ、NI Linux Real-Time OS、プログラム可能なXilinx FPGA、高密度コネクタを組み合わせた製品で、アプリケーションに特化したI/Oとの接続が可能です。

カスタムシステム迅速構築

SOMを使用すれば、組込システムを短期間で開発しデプロイすることができます。高性能なZynq SoCに基づいたSOMはサイズが小さく、即実行可能なLinuxベースのリアルタイムOS、検証済みドライバ、および生産性の高い開発/デプロイメントソフトウェアを備えているため、開発時間と労力の削減、リスクの低減を実現できます。

扱いやすいFPGAプログラミングメリット活用

CompactRIOコントローラのFPGAは、LabVIEW FPGAモジュールを使用してプログラミングできます。このモジュールでは、HDLの代わりにグラフィカルなプログラミングができるため、I/O接続およびデータ通信を簡素化でき、複雑なタイミングの制約や、配置およびルート設定の定義を行う必要がありません。

オープンLinux Real-Time OS使用

アプリケーションの作成には、オープン性と確定性を兼ね備えたNI Linux Real-Timeを使用します。このOSが持つ柔軟性を活用すれば、さまざまな言語でSOMをプログラミングしたり、他社製パッケージで機能を拡張したりできます。制御ループや検証済みの確定的OSでの運用において、より正確なタイミングを実現することもできます。

重要専門分野焦点絞る

SOMを使用すれば、複雑なボード設計に関連した下位レベルのエンジニアリングタスクをアウトソーシングすることによって、独自のIPに焦点を絞ることができます。堅牢でカスタマイズ可能な商用オフザシェルフのソリューションを使用する場合には、コスト、市場投入までの期間、機会費用といったいくつかのビジネス上の考慮事項を検討した上で決定する必要があります。

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