USB DAQデバイスの設置と構成

本ページの内容

開始する前に

本ページでは、USB DAQデバイスを設置して構成する方法をステップごとに説明します。始めるにあたって、アプリケーション開発環境とNI-DAQmxドライバソフトウェアをインストールする必要があります。詳細については、LabVIEWおよびNI-DAQmxをインストールするを参照してください。USB CompactDAQをご使用の場合は、USB CompactDAQの設置と構成を参照してください。

USB DAQハードウェアとNI-DAQmxソフトウェアをセットアップするには、それぞれのデバイスについて下記手順に従ってください。

USB DAQハードウェアをセットアップする

USB DAQハードウェアは、低コストのバスパワーデバイスから高性能のマルチファンクションI/Oまで幅広いオプションがあります。以下の製品ファミリからご使用のUSB DAQデバイスを選択し、該当するセットアップ手順を実行してください。

  • バスパワーUSBマルチファンクションDAQ: USB-600x、USB-65xx、USB-621x
  • USB CシリーズDAQ: USB-9xxx
  • 外部電源USBマルチファンクションDAQ: USB-62xxおよびUSB-63xx

バスパワーUSBマルチファンクションDAQ

バスパワーUSBマルチファンクションDAQデバイスは、携帯用やスペースに制約があるアプリケーション向けに設計されています。電力は全てUSBを介して供給されるため外部電源は必要なく、ネジ留め式端子またはBNC端子を使用するため信号の接続が簡単です。USB-600x/65xxとUSB-621xマルチファンクションDAQデバイスが、この製品シリーズに含まれます。

図1. バスパワーUSBマルチファンクションDAQデバイス

信号ラベルを貼付する

ネジ留め式端子を備えたデバイスには、COMBICONコネクタ用のラベルが付いています。ピン番号や信号名の書かれたラベルや、何も書いていないラベルを選択できます。一方のラベルを選んだら、図2のように、デバイスのトップパネルまたは16ポジションCOMBICONコネクタに印刷された端子に正しいラベルを合わせて貼付します。

図2. 端子番号ラベル (1)、シングルエンド信号名ラベル (2)、差動信号名ラベルl (3)、ユーザ定義カスタムラベル (4)

USBケーブル抜け防止アクセサリ

ご使用のデバイスに合わせて、以下のうち1つまたは複数の方法を使用して、USBケーブルの抜けを防止できます。

  • ケーブルタイを使用: デバイスのケーブルタイ取り付けバーまたはループにケーブルタイを通して、USBケーブルを固定します。
  • ケーブルストレインリリーフ固定溝を使用: USBケーブルを、USBデバイスの下側にある2つの溝のいずれかに押し込みます。USBケーブルのサイズに一致する溝を選択してください。
  • ロックUSBケーブルを使用: USBケーブルのジャックネジを使用して、ケーブルをデバイスに固定します。

図3. ケーブルタイ取り付けバー/ループ (1)、ケーブル抜け防止用固定溝(大) (2)、ケーブル抜け防止用固定溝(小)(3)、USBケーブル (4)、ロックUSBケーブルジャックネジ (5)、ジャックネジ穴 (6)

取り付けオプション

USB DAQデバイスは、デスクトップに配置するか、35 mm DINレールまたはパネル/壁に取り付けることができます。

デスクトップでの使用

デスクトップで使用する場合にデバイスを安定させるには、図4のように滑り止め用のゴム脚をデバイスの下側に貼り付けます。デバイスをパネルに取り付ける場合、または別のUSB DAQデバイスに積み重ねる場合は、ゴム脚を使用しないでください。(積み重ねできないUSB DAQデバイスもあります。)

図4. ゴム脚の使用

DINレールマウント

図5. ネジ山形成ネジ (1)、DINレールクリップ (2)、デバイス (3)

ネジ山形成ネジを使用すると、DINレールクリップがデバイスに恒久的に取り付けられます。ネジ山形成ネジを外した後に再び取り付けると、DINレールクリップとデバイス間の接続強度が弱まります。

パネルに取り付ける

USB-621xをボードまたはパネルに取り付けるには、以下の手順に従ってください。

  1. USB-621xのコネクタからUSBケーブルを外します。
  2. No. 8またはM4ネジをパネルの下の位置にネジ止めします。
  3. USB-621xの底部ネジ用ノッチに合わせて、USB-621xをネジの上に設置します。
  4. No. 8またはM4ネジをUSB-621x上部のネジ穴に通してパネルにネジ止めします。

図6. USB-621xをパネルに取り付ける

バスパワーUSB DAQデバイスを取り付ける

USB DAQハードウェアをセットアップするには、以下の手順に従ってください。

  1. USBケーブルをPCのUSBポートに差し込みます。コンピュータがデバイスを即座に検出します。コンピュータがUSBを認識すると、デバイスのLEDが点滅または点灯します。
  2. デバイス仕様で推奨されたウォームアップ時間(通常15分間)が経過してから、デバイス用のソフトウェアを構成します。

USB CシリーズDAQ

USB CシリーズDAQデバイスは、USB-9162 USBキャリアとCシリーズ計測I/Oモジュールを組み合わせたものです。USB-9162は、ホストPCへのUSB接続機能を備えています。Cシリーズモジュールは、A/D変換器、信号調節、信号接続などの機能を1つのパッケージに収めたもので、特定のタイプの信号の計測や生成ができます。

図7. USB CシリーズDAQコンポーネント

USB CシリーズDAQを取り付ける

USB-9162にはパネルに取り付けるためのねじ込み口があります。Cシリーズを差し込む前に、USB-9162を取り付けます。取り付けの寸法については、図8を参照してください。

図8. USB Cシリーズデバイスの寸法

USB CシリーズDAQハードウェアを取り付ける

USB-9162キャリアとCシリーズモジュールは別々に梱包されています。USB CシリーズDAQハードウェアをセットアップするには、以下の手順に従ってください。

  1. Cシリーズモジュールに信号が接続されていないこと、およびUSBケーブルがUSB-9162に接続されていないことを必ず確認します。
  2. 15ピンD-SUBコネクタから保護カバーを取り外します。
  3. 図7のように、I/Oモジュールをキャリアに合わせます。
  4. ラッチを押しながらCシリーズモジュールをUSB-9162キャリアに差し込みます。
  5. モジュールがスロットにラッチで固定されるまでCシリーズモジュールのコネクタ側部をしっかりと押します。
  6. USBケーブルをPCのUSBポートに差し込みます。コンピュータがデバイスを即座に検出します。コンピュータがUSBデバイスを認識すると、デバイスのLEDが点滅します。
  7. デバイス仕様で推奨されたウォームアップ時間(通常15分間)が経過してから、デバイス用のソフトウェアを構成します。

外部電源USBマルチファンクションDAQ

外部電源USB DAQデバイスは、PCIおよびPCI Express/PXIおよびPXI Express DAQボードと同様の機能と特性を備えています。各デバイスは、最大80のアナログ入力(AI)チャンネル、最大4つのアナログ出力(AO)チャンネル、最大48ラインのデジタル入力/出力(DIO)、および2つのカウンタを装備しています。デバイスのI/O接続オプションとしては、BNC、ネジ留め式端子、またはマスターミネーションがあります。USB-622x、USB-625x、USB-628x、およびUSB-63xxマルチファンクションDAQデバイスが、この製品シリーズに含まれます。

図9. 外部電源USBマルチファンクションDAQデバイス

信号ラベルを貼付する

ネジ留め式端子を備えたUSB-622x/625x/628x DAQデバイスには、図10にあるように付属のマジックテープでデバイスのカバーの内側に貼付できる信号ラベルが同梱されています。

図10. USB-62xxネジ留め式端子の信号ラベルを貼付する

USBケーブル抜け防止アクセサリ

付属のケーブル抜け防止用ハードウェアを使用してUSBケーブルが抜けることを防止します。USB-62xxネジ留め式端子デバイスまたはUSB-62xxマスターミネーションデバイスの背面パネルにケーブルタイマウントを取り付けます。BNCデバイスでは、内蔵の抜け防止穴を使用します。ジップタイをケーブルタイマウントに通しUSBケーブルのまわりで固定します。抜け防止穴は、ネジ留め式端子とつながっている信号線やBNCコネクタなどのケーブルを管理する目的にも使用できます。

図11. USB-622x/5x/8xデバイスのUSBケーブル抜け防止

取り付けオプション

USB DAQデバイスは、デスクトップに配置するか、35 mm DINレールまたはパネル/壁に取り付けることができます。

外部電源USB DAQデバイスを取り付ける

外部電源USB Mシリーズのパネルマウントキット(製品番号 780214-01、USB-62xxキットには含まれていません)は、USB-622x/625x/628xデバイスをパネルまたは壁に取り付けるためのアクセサリです。USB-62xxデバイスにパネルマウントキットを取り付けるには、次の手順を実行します。

  1. USB-62xxデバイスの底部からゴム脚を取り外します。
  2. パネルマウントキットに含まれている4つのM4 X 10べネジとプラスドライバー(No. 2)を使用して、ウォールマウントをUSB-62xxデバイスに固定します。パネルマウントのネジ穴の細い方が上になるようにします。1.29 N · m (5.22 kg · in.)のトルクでネジを締めます。図12は、ウォールマウントをUSB-62xデバイスに取り付けているところです。
  3. 4つのM4ネジまたはNo. 8ネジを使って、ウォールマウントをパネルに取り付けます。ネジを締める際には、デバイスをパネルから容易に取り外せる程度の余裕を残しておきます。

図12. USB-62xxデバイス (1)、ウォールマウント(2)、M4 X 10べネジ (3)、パネルマウントのネジ穴 (4)

USB DAQハードウェアを取り付ける

USB-622x/625x/628xハードウェアをセットアップするには、以下の手順に従ってください。

  1. EMCに適合させるために、USB Mシリーズデバイスのシャーシはシャーシグランドからアースに接続する必要があります。詳細は、ドキュメントGrounding for Test and Measurement Devicesを参照してください。
  2. ワイヤは、最長1.5 m(5 ft)の長さでAWG 16以上の銅線である必要があります。施設の電力システムのアースにワイヤを取り付けてください。
  3. 図13のように、USB-62xxデバイスの接地用圧着端子ネジにワイヤを取り付けます。

図13. 接地用圧着端子ネジを使ってUSB-62xxデバイスを接地する

  1. 電源または電源コードをコンセントとデバイスに接続します。USBデバイスに電源スイッチがある場合、デバイスの電源を入れます。
  2. デバイス仕様で推奨されたウォームアップ時間(USB-622x/625xでは15分間、USB-628xでは30分間)が経過してから、デバイス用のソフトウェアを構成します。

USB DAQデバイス用にNI-DAQmxを構成する

USB DAQハードウェアで使用するようにNI-DAQmxソフトウェアを構成するには、以下の手順に従ってください。

  1. PCのUSBポートにUSBケーブルを差し込みます。
  2. 新しいハードウェアの検出ウィザードが開いたら、各デバイスで推奨される最適なソフトウェアが自動でインストールされます。
  3. NIデバイスモニタが実行していることを確認します。新たにインストールされたUSBデバイスをWindowsが認識したら、自動で実行が開始します。実行が始まらない場合は、デバイスの接続を解除して、スタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI-DAQ→NIデバイスモニタを選択してNIデバイスモニタを再起動した後、デバイスを接続します。NIデバイスモニタで、オプション一覧から選択するよう促す画面が表示されます。これらのオプションは、システムにインストールされているデバイスとソフトウェアに応じて異なります。

図14. NIデバイスモニタ

  1. デバイスを構成しテストするをクリックしてMeasurement & Automation Explorer(MAX)を開きます。
  2. 「デバイスとインタフェース」を展開します。
  3. 「デバイスとインタフェース」の下にご使用のUSB DAQデバイスが表示されているか確認します。デバイスが表示されていない場合は、<F5>を押してMAXの画面を更新します。

図15. MAX

  1. デバイス名を右クリックして、「セルフテスト」を選択します。セルフテストが終了すると、テストが成功したかエラーが発生したかを示すメッセージが表示されます。

図16. セルフテスト

  1. セルフキャリブレーションを初期化します。USB-62xx/USB-63xxデバイスでは、デバイス名を右クリックしてプルダウンメニューから「セルフキャリブレーション」を選択します。この機能はデバイスのオンボード基準電圧を測定し、操作環境での短期変動により発生するエラーを補正するためにセルフキャリブレーション定数を調整します。デバイスのセルフキャリブレーションを実行する際は、すべての外部信号を切断してください。
  2. 「次へ」をクリックするとキャリブレーションが開始します。数分間かかる場合があります。

図17. セルフキャリブレーション

  1. 「終了」をクリックします。

製品を登録する

コンピュータを再起動するか新しいハードウェアをシステムに追加すると、「NI製品登録ウィザード」が表示されることがあります。NI製品を登録すると、以下のメリットがあります。

  • 重要な製品およびドライバアップデート
  • ハードウェアが規格準拠を満たすための校正情報
  • 保証期限のお知らせ
  • ni.comの製品における簡素化された資産管理
前へソフトウェアをインストールする
センサまたは信号を接続次へ